脚光を浴びてドラフト1位になりながら、栄光を掴めなかった男にスポットライトを
当てて書く、と言うのは着眼点としては悪くない、と言うかとても面白いテーマだと
思う。
ただ、他の人もレビューで書いているが、いかんせん人選が悪いというか、他者によって
語りつくされた人物(島野だったり大森だったり野中だったり)が多く新鮮味を感じなかった
事が一つ。どうせ巨人のドラ1で書くんだったら大森よりかは上田とか、逆指名導入後初の
ドラフト1位だった三野とか、時代が悪く活躍できなかった原俊介とか色々いると思う。
それと、一人ひとりのエピソードが短すぎ、本当の意味での心の叫びと言う物が出てこず、
淡々と進んでいってしまう。これくらいのページ数であればせいぜい3-4人が良いところでは?
着眼点は良いのに、正直読後感があまり良くないと言うか、訴えるものが少ないと思いました。
お勧めできるか、と言われると、余程のプロ野球好きなら…と言ったところでしょうか。