マネジメントの父として名高いドラッカーの原点が知れる書。
戦争と世界恐慌の中で絶望した大衆を、社会主義は全く救うことが出来ず、ファシズムが台頭
していく時代にあって、この書がチャーチルを奮い立たせ、結果的に世界を救うことになる。
ドラッカーの問題意識が、若い頃から、企業をうまくマネジメントして金を儲けると言ったレベル
になく、理想的な社会はどうあるべきか?という点にあることが良くわかる。訳者の上田氏が
述べられているように、ドラッカーは現代社会最高の哲人と呼ぶにふさわしい。
『仕事の哲学』『プロフェッショナルの条件』『経営者の条件』など、セルフマネジメントを教えて、
元気付けてくれるドラッカーから読み始めましたが、この書を知って、ますますその魅力に引き込まれて
しまいました。エターナルコレクションを全冊読もうという気にさせるインパクトがある書です。