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ドラッカー名著集7 断絶の時代
 
 

ドラッカー名著集7 断絶の時代 [単行本]

ピーター・F・ドラッカー , 上田 惇生
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

グローバル化、知識社会、多元化…時代を予期した伝説の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ドラッカー,P.F.
1909‐2005。20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父

上田 惇生
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳。著書に『ドラッカー入門』がある。ドラッカー自身から最も親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 402ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2007/7/13)
  • ISBN-10: 4478000573
  • ISBN-13: 978-4478000571
  • 発売日: 2007/7/13
  • 商品の寸法: 18.6 x 14 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 情報化、グローバル化、民営化──今なお色褪せない論評の数々, 2008/3/11
レビュー対象商品: ドラッカー名著集7 断絶の時代 (単行本)
ドラッカーの著作は、経営・組織などのマネジメント分野と、政治・経済などの社会学的なものとに大別されるが、本書はどちらかというと後者に属する。既に1960年代にして経済のグローバル化、コンピュータの発達による情報化社会の到来(まだITという単語も無い)、民営化、教育問題といった、現代社会が今もって抱えている病巣を予見しているのだから恐れ入る。現代に生きる我々が読んでも目新しさはあまり感じないかもしれないが、そんな目新しくない事象の殆どは、実は本書が端緒となっている。本書によって、経営学者としてのみならず社会学者・哲学者としての名声は不動のものとなったと言っても過言ではない。

なお、個人的に職業柄一番気になったのは、「退職金・企業年金は、被用者を雇用主に縛り付ける『金の足枷』である」との論。これもドラッカー発だったのか!?
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 何度読んでもためになる本, 2008/12/8
レビュー対象商品: ドラッカー名著集7 断絶の時代 (単行本)
1960年代に書かれた物であるが、現代に起こっている問題点を言い当てている。具体的には経済学の無効や、グローバル社会、組織社会の到来、知識労働者の時代、教育の革命などである。

その方法は歴史的視点と統計的データの利用を主としている。

個々のケースへのアプローチ手法なら、ハーバードビジネスレビューなどから学ぶことはできる。

が、本書はその個々の手法が一体どういったマクロな視点に基づくのかを明らかにする。

断絶の時代にどう生きるかは、単にビジネスパーソンだけのテーマではないということを示唆する重要な書。
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5つ星のうち 2.0 未来はドラッカーの予想とはかけ離れたものだった, 2011/8/1
By 
voodootalk - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (殿堂入りレビュアー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: ドラッカー名著集7 断絶の時代 (単行本)
オリジナルは、1969年、ドラッカー59歳の著作。iPhoneアプリにもなっている『大辞林』でドラッカーを調べると、著作としてこの作品だけ紹介されている。それだけ代表的著作と認識されている。ではあるらしいが、いつものように『超批判的』に読み始めた。

この著作、初めっから首をひねりっばなしになってしまった。まずドラッカーは冒頭1913年と1968年の経済を比べ『経済は変わらなかった』と宣言する(言い切る)。続いて先進国のメンバーはほとんど同じだと言い切る。・・・・絶対に違うだろ、今の経済の状況を一つも予想出来ていないじゃないか・・・・、と感じる。さらに『情報技術はコンピュータなしでも成立する。』と言い切る(16ページ)。だんだん読みつづけるのが苦痛になってくる。絶対に間違っているだろ。1969年のこんな予想、読む価値があるのかと自問自答を始める。と言うことで特に前半部分は納得が全然いかないのである。

ドラッカーが言っていることがなせ間違ってばかりなのか、ちょっと考えてみた。

読んでいてどうしても比較してしまうのが、ジム・ロジャースだ。多くの方が御存知の通り、ジョージ・ソロスとヘッジ・ファンドを立ち上げ、驚異的な数字を残した人なのだが、この『断絶の時代』が書かれた1969年には、見習いアナリストとしてウォール街で働き始めたばかりだった。ソロスとクォンタム・ファンドを設立したのは1973年のことだ。重要なのはここからで1980年には仕事を『引退』してしまう。そしてまずオートバイで1980年は中国各地を、1990年から1992年にかけて、世界六大陸を渡り、65,065マイルを走っている。そしてこれはギネスブックの記録なのだ。

何が言いたいかというと、つまりジム・ロジャースという人は、仕事を引退し、世界中をオートバイにまたがり自分の眼でファンダメンタル分析した最初の人類だ、ということだ。

一方、ドラッカーはどうやってこの本を書いたのだろう。察するに、多くの学者、特に各国の学者たちと頻繁にディスカッションし、人づてに情報や事象を確保し、思索し、断言していると思える。つまり、実際に眼で見るまではいっていないのだ。優れた頭脳で多くの情報を整理して論じているのだろう。実際学者という人たちは、多くの『生データ』を集め、推論し、実証して論じる人たちである。それゆえ、ドラッカーの手法は学者の王道とも言えるスタンスなのだとも思える。

しかし、やはり自ら鉄の馬に跨り、65,000マイルを走破し、身体で感じてきたジム・ロジャースの方が正しい予測が立てられるのは当然だと思える。ジム・ロジャースは中国の時代の到来を予知し、コモディティの高騰を予知した。やはり、真剣に眼で見た人間には誰も勝てないのだと思う。それはやはり正しい情報を自身で手に入れる事の重要性も示していると思う。ドラッカーの推理力をもってしてもこんなに間違うのだ。凡人はやはり行動し目で見ることから始めるべきなのだろう。

そして決定的な間違いは、160ページにおけるシカゴ大学のミルトン・フリードマンに対する評価と認識だろう。ここでドラッカーはフリードマンの右に出る経済学者はアメリカにはいない、経済分析において、フリードマンを凌ぐものもいない、と言い切っている。これがどれだけ大きな間違いかは今全世界が認識している。

唯一評価できるのは第4部『知識の時代』における教育の分析の部分だと思う。特に黒人に対する教育の重要性を説いている部分は、まるでオバマの登場を予想していたかのようですらある。この部分は内容も濃く、大変な慧眼だと思う。それ以外の部分はまったく賛同しかねると共に、未来はドラッカーの予想とはかけ離れたものだったと感じた。
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