私は酒巻さんほどの経営者であれば、別にドラッカーに依拠してこういう本の作り方をしなくてもいいと思う。今「もしドラ」ブームということもあるのだろうし、売れているのだから出版社側はいい。けれど私は酒巻さんのオリジナルなところがやや失われているように思う。私はドラッカーの有名な格言をある程度知っているので、物足りないと感じる部分もあった。もっと経験談中心でいいように思う。ドラッカーが言ったからやりました。成果が上がりました。するとなんか別に酒巻さんでなくてもいいようになってくる。けれども酒巻さんはそんな程度の経営者ではないのではないかと思う。ドラッカーの信奉者が大きな改革をよくする。ジャック・ウェルチにしても、中村改革にしても華々しいものだった。けれど、改革効果が一段落した後、それからどうするかという部分に私は興味がある。