今年は本格的にマーケティングを勉強したいと思い手に取った書籍
タイトルどおりドラッカーのマーケティングエッセンスを抜き出したものであるが、マーケティングの原理原則を探求するためのヒント隠されている。
マーケティング手法についての書籍は数多くあるが、その前に本書を通じて自分なりの原理原則を感じとっておくのがよいと思う。
たとえば、本書を通じて見えてきたマーケティングの原則とは
「企業の目的とは顧客の創造であり、マーケティングは常に顧客から出発する」
「顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすること」
「何を価値とするか、意味があるかどうかは顧客と市場が決める」
「顧客にとっての価値を自らの都合のみで想像してはならない。そのためには、顧客のところへ出かけ、直接声を聞かねばならない」
「相対的な比較の中で、競合よりも優れた何かしらの提供価値が不可欠」
などである。
もちろん人それぞれ、価値観や置かれている環境によって感じることは異なるが、誰にとってもヒントにな」ることは2,3つ必ずあると思う。
また、各テーマに対する著者の解説も原理原則を探求する一助になると思う。
毎晩遅くまで休日も休暇もなく頑張って働き、勤勉といわれる日本人。しかし、相変わらず閉塞感は払拭できず、疲弊している同士は少なくない。
なぜなのか、それは我々の「頑張り方」が間違っている、あるいは時代に通用しなくなっている側面があるからではないのか。
温故知新は大切なことである。一方で、米アップル社のように顧客を「創造する力」も成熟社会には必要である。
過去の成功体験やスタイルに固執するばかりでなく、社員の頑張りが報われるようにしなければならない。そのために企業は「正しく頑張る方法」を頑張って考えなければならない。そのためにマーケティングは必要不可欠なものであると痛感する。