ドラッカー理論を用いた「問題解決」のプロセスを提示するシリーズの第3弾。
我々は日々、多くの問題に直面しているがそれは仕事の場においても最も顕著である。
その問題解決には「我流」では駄目で、忠実なプロセスとステップを踏んでいく必要があります。
問題が解決できないのは多くの場合、手段が誤っているからである。問題の本質の理解なくして、表面的な解決に走るのは無意味。
「過去の解決事例に囚われず、未来に向けて大胆な発想が求められている」のです。
成果を挙げている人間は問題の解決に何よりも興味を持つ。
そのために実行すべきは
1.問題を細かく分解する。
2.分解した中から最大の問題を取り上げていく。
3.最大の問題を引き起こしている原因の究明。
4.解決の為の課題の設定。
5.解決の為のいくつかの行動案を設定。
6.何らかの基準に沿って行動案を選択。
7.実行し、検証し、結果を落とし込んで修正していく。
問題が解決しないのは行動が不十分か、そもそも行動自体が間違っているかである。解決策は必ず複数用意して選択する。
基本は
問題を細かく分ける→分けた問題を取捨選択したり、優先順位を付けたりする→具体的な行動・行動の理由・行動お内容への落とし込み
という流れを取るのである。
1.問題を細かく分ける
→細かく分類することで、問題同士のダブリや漏れが見えてくる。「What(何を)」で問題を分類。「Why(何故)」で原因を分析。「How(どのように)」で解決策を提示。
2.分けた問題を取捨選択したり、優先順位を付けたりする
→問題の2割にあたる重要部分に集中することで、問題全体の8割は解決できるという「パレートの法則」に当て嵌める。
よーするに、「選択して、集中する」ということである。細分化された問題の中から優先順位や重要度から先にやるものを選択する。
多くのことを全部やろうとするのは「時間」や「資源」や「お金」の無駄になる。
3.具体的な行動・行動の理由・行動内容への落とし込み
→計画は具体的な数値や期限を落とし込んだ「目標」を設定しなければならない。最初の時点では全ては「上手くいくという仮説に過ぎない」。
そこで、常に成果を反映して目標や手段に修正を加えていかなければならず、そのためにもただ漫然と実行するのではなく、具体的な数字や目標が必要になるのである。「計画」「実行」「修正」が3点セットになると捉える。
さらに具体的には「問題の現場で何が起きているのかをよく見る」ことから開始します。このとき、重要なのは先入観を持たないことです。
「問題」を現象と考えて、観察することからスタートします。
マクロ的な視点とミクロ的な視点を組み合わせて、所謂「木を見て森を見ず」状態に陥らないようにします。
トヨタ自動車で実行されている問題解決の「なぜなぜ5回法」を実行する。
これは問題が起こる原因を「5回に渡ってなぜ?を繰り返すことで原因追求します」方法です。
そして挙がった(細分化された問題)の中から優先順位や重要度で取捨選択を実行。
後は選択した問題を重点的に解決する具体的な手段への落とし込み。実行・成果の検証。修正を繰り返していきます。
ヒントは「今までとは違うやり方をやるのだ」ということ。無難なやり方は以前にも既に実行されているものである。
今後は「未知の解決策の提示」が求められるのである。それを実行することでこれまで見たこともないような風景が自身の眼前に開けていくこと。
それこそが大きな「問題解決への過程」である。