ずっと本棚にドラッカーの
マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則(以下『マネジメント』とします)があったのですが、なかなか読み進めることができないまま、数年が経っていました。
今般、このドラッカーの書を読み解く第一歩として、小宮一慶氏の本書
ドラッカーが『マネジメント』でいちばん伝えたかったこと。(以下「本書」とする)を活用させていただきました。ここでは、どのように本書を活用し『マネジメント』を読み進めたかについて、共有させていただきます。
本書で小宮氏は『マネジメント』の内容を、自身の経営哲学・考え方と照合しながら解説を進めていきます。よって『マネジメント』の読み解きを始める前に、小宮氏の「経営に対する考え方」を理解しておくと、本書がよりいっそう読み進めやすくなります(随所に小宮氏の考え方も丁寧に説明されてはいます)。
小宮氏の「経営の考え方」を体系的に捉えた書籍では、
社長の教科書―リーダーが身につけるべき経営の原理原則50か
リーダーのための実践する経営―「経営」というオンリーワンの仕事を体系的に理解する (実日ビジネス)がお薦めです(読みやすさで言えば前者、より詳しくであれば後者)。
『社長の教科書』あるいは『リーダーのための実践する経営』を一読し小宮氏の考え方を理解したら、いよいよ本書を用いた『マネジメント』の読み解きです。
私は次のような読み方をしました:
(1) 『マネジメント』から「本書」に抜粋・引用されている章を確認したら、先ずは『マネジメント』のその部分を、ノートを取りながらしっかりと読む。
(2) 「本書」に戻り、小宮氏の解説を読んで、小宮氏の経営哲学と照らし合わせたり、自分の考え方とも照らしあせて理解する。
(3) 上記(2)を進めながら(1)で作成したノートやもう一度『マネジメント』の該当部分を深く再読し理解する。
(4) さらに「本書」を読み進めながら、上記(1)〜(3)を繰り返す。これで『マネジメント』について「本書」で触れられている部分の概観を掴む。
(5) 「本書」では『マネジメント』の全章を触れてはいないので(但し主要な部分はカバー)、残りの部分をしっかり読む。
このような方法で、先ずは一度『マネジメント』の概観と要点を掴むことができました。
概観・要点が掴めた理由の一つとして、小宮氏が『マネジメント』に書かれている内容を理解しやすいように大きな枠組み(体系)を示していることが挙げられます。
助かりました。
これだけで『マネジメント』を“理解した”とは思っていません。今後さらに重読し、理解を深めていく必要があります。
今回は「本書」を用いて『マネジメント』の概観を掴むことができたので、重読時に「何について深掘りするか」「どの辺りを読めばよいか」が明確になったことが大きなメリットです。
このような切っ掛けが掴めた本であり、自分にはメリットが大きかったので、星5つとさせていただきました。