魂の戦争からの読者です。ドラゴンランス初心者です。
エラゴン読んで、こちらも似たような話かなと思って表紙に惹かれて買いました。
全然違いました。ドラゴンランスの方がはるかに面白く、軽くないです。
一部のラストの邪悪な巨竜との戦いも最高にハラハラしましたが、こちらの二部の方はさらに面白くて感動します(特にラストの巨大な緑竜ベリルとの対戦シーン)。なんかもうたくさんのエルフがなんとかしてその残酷な巨竜ベリルを倒そうとするのですが、そのシーンが手に汗にぎるというか、けなげというか、涙します。浅間山荘事件で鉄球が山荘の壁を打ち破るシーンを思い出しました。
エラゴンのドラゴンも良いんだけれど、ドラゴンランスを読んだ後だと物足りないと感じてしまう。とにかくベリルの巨大さや恐ろしさがひしひしと伝わってきます。〈ドラゴンへの恐怖〉(ドラゴンを見たものはその恐怖で体がしびれ動かなくなってしまうこと)を読んでるだけで追体験しました。こちらも胃が痛くなります。
それと、この本を読んではじめてケンダーという種族を知ったのですが、なんていうか滅茶苦茶な人ですね。筒井康隆の「最悪の接触」を思い出して笑ってしまいました。ケンダーのタッスルは滅茶苦茶だけど優しい、いい奴です。最初はなんだこいつ、と思っていたけれど、タッスルがいるおかげで悲劇的なエピソードが多いこの本で、息継ぎができました。今ではもう、はやく登場してもっと変なこと言ったりしたりしてくれないかな、と待ち望むようになってます。不思議。
一部は本が三つに分かれていたので、その価格の高さから懐が痛かったですが、二部のこの厚さでこの値段はうれしかった・・・。でもやっぱり文庫化してほしい。もうちょっとお手頃な値段で買えたら最高なのに。学生さんは買うの大変だろうな、と気の毒になりました。こんなに面白いのに・・・。