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ドラゴンズ裏方人生57年
 
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ドラゴンズ裏方人生57年 [単行本]

足木敏郎
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

中日ドラゴンズ在籍57年の「生き字引」が明かす、とっておきのエピソード!歴代監督、選手たちの素顔!

登録情報

  • 単行本: 286ページ
  • 出版社: 中日新聞社開発局出版開発部 (2009/12/5)
  • ISBN-10: 4806206040
  • ISBN-13: 978-4806206040
  • 発売日: 2009/12/5
  • 商品の寸法: 20.8 x 13.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 367,887位 (本のベストセラーを見る)
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By hide-bon トップ100レビュアー
形式:単行本
足木敏郎、中日ドラゴンズ渉外担当補佐、と言うより元広報にして通訳。この名前を聞いてピンと来るアラフォー世代以上のドラゴンズファンは多いと思う。本書は、最近まで中日スポーツにて連載されていたモノ。連載中から単行本化されたら読んでみたいと思っていたので早速購入した。
53年、豊川高校から当時の名古屋へ入団、僅か2年の選手生活から以後トレーナー、マネージャー、広報、渉外担当と次々と裏方を経験しての57年間。一時身を引かれた後、今日もなお職員として籍を置いている正に中日球団の裏の裏まで知り尽くした人の話だけに読み処が満載。現役生活唯一の1軍出場時の何ともユニークな体験から始まって、27歳で一から始めた語学勉強から通訳にまでなった事や初の外国キャンプ滞行に水原茂と主砲江藤の確執、更にあわや放棄試合の顛末に黒い霧事件まで多彩な逸話が語られる。
杉下茂、江藤慎一、権藤博、森徹、中利夫、高木守道、小川健太郎、鈴木孝政、山本昌弘ら球団史に残る名選手たちも登場するが、やはり興味深いのは、広報、渉外担当時代でのドビー、マーシャル、マーチン、デービス、モッカ、ゲーリー、ブライアント、ゴメスら外国人選手たちの逸話の数々。取っておきの話も披露され、例えば阪神のバースや西武のデストラーデらも、実は獲得リストに挙げ入団寸前まで行っていたなど驚くべき事実も明かされる。
輝かしい成績を残した者、指導者で名声を博した者多かれど、僅かな現役生活と地味な裏方一筋で、これほどファンの間で知名度がある人物は稀だ。その言外に窺える努力家ぶりと謙虚さ、誠実さだからこそだと思う。
ドラゴンズ・ファンなら懐かしくなる事請負の1冊だ。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「僕の知らないドラゴンズがそこにあった」
この一言に尽きる気がする一冊。

例えば、鈴木孝政(現解説者)は自分が中日ファンになった頃は既に老獪な先発ピッチャーだった。暫くしてから「若い頃は凄い速球を投げる抑え投手だった」ということを知ったのだが、どういう経緯でそんな凄い抑え投手が先発に転向したのかまでは知ることができなかった。
同じく西沢道夫、中利夫という往年の名選手たちは「中日の永久欠番選手」ということは知っていたが、30代の自分にとっては肉声はおろか動いている姿さえも見たことがないという半ば”空想上の選手”だった。
しかし、筆者が綴る秘話からは彼らがどんな選手でどんな人柄だったのかが目に浮かぶようであり、その時代に居たはずのない自分が名古屋球場のスタンドから彼らのプレーぶりを見ていた気分にさえなる。
そう意味ではこの本はそのまま「中日ドラゴンズ裏70年史」とも呼べる一冊であり中日ドラゴンズの歴史を若い世代のファンに伝えていくためにも重要な一冊だといえる。

その他にも歴代監督たちの人柄やエピソード、マネージャーとして東奔西走した苦労話、板東英二の新人時代の逸話、立教大時代の長島茂雄が県立岐阜商業時代の高木守道の素質を見抜いていた話、黒い霧事件で選手を警視庁に引き渡さざるを得なかった話しなど、まさに「中日ドラゴンズの生き字引」たる興味深い秘話が満載されている。
とても一つ一つをここで紹介することはできないが、中でも筆者が渉外担当として歴代助っ人の獲得、世話に奔走した話は抜群に面白い。
テリー(元西武)、バース(元阪神)、デストラーデ(元西武)、オマリー(元阪神、ヤクルト)といったいずれもプロ野球史に残る活躍を見せた助っ人たちが実はあと少しで中日の選手になっていたという話しを一体どれだけの野球ファンが知っているだろうか?
もちろん、ゲーリー、ブライアント、バンスロー、ライアル、ステアーズ、パウエル、ゴメス、宣銅烈、バンチといった中日の歴代助っ人たちの裏話や心温まる話も満載されている。

この本の帯にはメジャーリーグのブリュワーズ監督のケン・モッカがコメントを寄せいている。モッカといえば中日のファン、選手に愛された往年の名助っ人。モッカをはじめ多くの往年の助っ人たちが今も筆者の足木さんと交友を続けているという。それだけでも筆者の人柄が伝わってくる。
自分は30年ほどの人生しか経験していないので筆者が中日に従えた57年という時間の長さを実感することはできない。けれども自分の父や祖父たちの当時の姿を想像し、重ね合わせながら読んでみると「古きよき時代のプロ野球」の一部を体感できたような気がする。そして経験したことがない筈の当時が何だかとても懐かしく、愛しく思えてくる。

古くからのファンも、新しいファンも、中日を応援する方ならばこの本を存分に楽しめることだろう。
心からお勧めします。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By m-orii
形式:単行本
自分は正直、中日ドラゴンズファンというわけではありませんが、昔のプロ野球にちょっと興味があったので購入してみました。

一読してみると、昭和20年代の末に高卒選手として中日ドラゴンズに入団した(ノムさんやカネやんと同年代なんですね)足木氏が裏方に転じ、様々な役職を渡り歩きながら文字通り縁の下の力持ちとしてドラゴンズを支えていった様子が生き生きと描かれていて、あっという間に読了してしまいました。

文章というものは恐ろしいもので、たとえ編集者やゴーストライターの手を経たとしても、本一冊分ともなると著者の人間性が透けて見えてしまうものです。
この作品には自伝にありがちな苦労自慢のような臭みは皆無で、足木氏の実直さと中日ドラゴンズに対する愛情が全面に溢れています。

二軍選手生活わずか2年で自ら引退を申し出た足木氏は一流のプロ野球選手として必要な才能……それには気の強さ・執念・自信・傲慢さなどの精神的なものも含まれると思いますが、それらが決定的に欠けていたようです。
しかしその代わり、実直さ・誠実さ・“努力する才能”といった、人として必要な何かを持ち合わせていました。ドラゴンズが半世紀以上にわたって足木氏を必要とし、定年以降も手放さない所以でしょう。
凡庸な人間たる我々が励まされるものがあります。

もちろん、昭和20年代末のプロ野球界の若手選手たちの生活ぶりや、天知監督・杉下茂・中利夫などのオールド・ヒーローや黒い霧事件に巻き込まれて消えた名選手、裏方に転じてから勉強して身につけた英語を活かして接した海外選手の素顔などなど、資料的価値もたっぷりです。今でも人気の板東英二氏の入団直後のエピソードもあります。
中日ドラゴンズファンは必携、ドラゴンズファンならずとも日本プロ野球史に興味のある人には一読の価値がある一冊です。
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ドラゴンズファンなら必読 0 2009/12/04
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