2005年6月刊行の『アゴールニンズ』の文庫版です。
単行本があまりにもおもしろかったので、続編だったら「ぜひぜひ買わなくちゃー!」と思ったのですが、……同じものでした。残念!
登場人物(?)をぜんぶ竜にしたゆえの設定……黄金の上に寝るとハッピーであるとか、遺骸は分け合って食べるものだとか、たくさん食べると大きく偉くなれるとか……と、ヴィクトリア朝をモデルにした設定……聖職者の立場とか、結婚とか、爵位とか……との、混ぜ合わせ具合が絶妙。
ヴィクトリア朝小説を少なくとも何篇か読んだことがあり、SFやファンタジーに抵抗がなく、軽妙な語り口調の巻きこまれ型コメディが大好きなかた……たとえば、コニー・ウィリス『犬は勘定にいれません』が大好き! みたいなかた……に、だんぜんのオススメ。