レビュータイトルは「ドラえもん」定番のギャグですが、この巻ではしずちゃんの裸を主とするエッチなシーンがよく出てきます。この時代の、マンガにエッチな要素を積極的に取り込む流れを藤子先生も受けたということでしょうか。
3巻でのレビューでは、小学一年生掲載分は少ないページのためにお話より絵のインパクトを重視したという趣旨のことを書きましたが、6巻の世代では7ページあり、余裕をもったほのぼのとしたお話が楽しめます。野比家の親子愛に微笑みつつ、さりげなくギャグを交えている「地下鉄をつくっちゃえ」、実用性は低いが遊び心満載の秘密道具「ピーヒョロロープ」などがお気に入りです。
ただしそれに対し小学三年生掲載分は4ページとなりペース配分に苦慮されたのか「アソボウ」のような『え、これで終わり?』とつぶやいてしまうエピソードも見られます。
思春期を迎え始めて荒唐無稽なものを恥ずかしがる年頃に向けた小学六年生掲載分では科学的要素を多く取り入れて知的好奇心を抱かせる話作りになっているのも注目点でしょう。また、ある意味楽屋裏ネタとも言える「週刊のび太」も皮肉が込められていて高学年向きという感じです。
その他、トリビアとして「ドンブラクリーム」は「ドンブラ粉」より2年前に登場していたことも分かりました(『粉』の字がネックだった?)。
凡作も散見しますが、七十余編の中の数編に過ぎないので、それだけで星評価を下げる程のものではありません。