LDの再生機器を持っていないので、購入後したものの、1年間ジャケットだけを眺めていた。1年後、知人のオーディオで初めて視聴した。そのまま感激のあまり、曲が終了しても、陶酔状態になっている知人に譲った。だから、1回きりの生演奏を聴いたのと同じ感動の記憶を今も抱いている。
どんな最悪のオケでも、それなりの音楽になってしまう、名曲「新世界より」。
作曲が、ずごいからだろう。多くの人に愛されている、クラシック音楽を代表する交響曲のひとつだ。
当然、名演と言われるものは、いくらでもある。私自身も、少年時代から、いろいろな指揮者とオケの演奏で、音源と生演奏でも数多く聴いた。とても大好きな曲だ。
「チェリビダッケは、ブルックナーだけでなく、「新世界より」とかも演奏するんだ」好奇心で手にしたLD。
厳しい訓練で保たれた室内楽みたいなバランスで、音をつむいでゆくミュンヘンフィル。これがライブ録画なのかと、信じられなくなる。聴きなれた、著名な交響曲が、まったく別の曲を初めて聴くようだった。
感想は「初めて聴く人ではなく、できれば、この曲を数多く聴いた人であれば特に聴いてください」。僕が伝えることはそれだけだ。
現在のところ、LD以外に音源がないので、一日も早く、DVDで再発売して、多くの人に、この演奏を聴いてほしい。