1987年10月5-6日、オランダ、ナイメヘン、コンセルトヘボウで録音。制作・録音のスタッフは日本のDENONのスタッフが担当している。カントロフとルヴィエのこのフランス音楽のシリーズは豊富に音源があるせいか色々な組み合わせで出されていたりするが、ぼくが最もオススメしたいのはこのアルバムだ。なぜならルクーの『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1881年)』が入っているからである。
ドビュッシーとラヴェルの曲の方は非常に有名で多くの演奏家によって録音が残されているが、ルクーのこの曲は大変に美しい曲であるにもかかわらず録音が少ない。それをこの名手二人の手で聴けるというのが嬉しい。ルクーは1870年生まれ、24才で夭逝したベルギーの作曲家である。その残した曲はわずかに30曲程度である。『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1881年)』はイザイに委嘱された作品で最も有名な曲と言えるだろう。
フランス音楽の素晴らしさを愉しめる、価値あるアルバムだ。