この作品、本来は87年に制作されたTVドラマ「刑警本色」(原題)
なのでフィルムではなくビデオ撮影で、セットはちゃちいし話は思い切り杜撰です。
見どころは、チャウ・シンチーとドニー・イェンとン・ジャンユー(フランシス・ン)が
ビックリするほど若い!カワイイ!というところでしょうか。
今、こんなキャストで映画撮ったら空前の話題作になってしまいますねぇ。
昔の香港ドラマを見慣れている人にはどってことないでしょうが
最近の良作映画しか見ていない人には結構キツイかと。
反対にこの3人に思い入れがあるファンなら、今とは違った魅力が垣間見れて面白いかも。
チャウ・シンチーはギャグをかまさず、とても真面目だし
強引に女子を口説くドニー・イェンも現在となっては貴重(24歳の彼の裸身もおがめます)
ン・ジャンユーだけは相変わらず男前。悪役ながら実は一番いい役だったりします。
肝心のアクションですが、当時の現代ものにありがちなガンアクションがメイン。
残念ながら生身の殴り合いはほとんど登場しません(それでも少し見せるドニーの動きは凄い)。
所々「やっぱ香港」と思わせるスタントもあり、そこは低予算のTVといえどさすが。
その代わりといっては何ですが、現在の映画では見ることも少なくなった香港の景色や
人の佇まいなど当時の「香港らしさ」は存分に登場します。
怖いもの見たさの心の広い3人のファンにはお勧めできるものの
完成度の高い「映画」や拳アクションを期待する人にはある種の覚悟が必要な作品かと。
そういう意味ではマニア向けの一作。