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ドナウよ、静かに流れよ (文春文庫)
 
 

ドナウよ、静かに流れよ (文春文庫) [文庫]

大崎 善生
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ドナウ川で邦人男女が心中…その小さな新聞記事が頭から離れなくなった私は、二人の足跡を追ってウィーンへと向かった。もはやこの世にいない19歳の少女、日実は、異国の地でどんな恋をし、何を思い、そして何ゆえに追いつめられていったのか?悲劇的な愛の軌跡を辿る、哀切さにみちたノンフィクション。

内容(「MARC」データベースより)

留学中にドナウ川へ身を投じた19歳の少女。その死を伝える小さな記事に衝き動かされた私は、運命に導かれ、彼女の短すぎる生を追う旅に出た。本格ノンフィクション。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 420ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2006/06)
  • ISBN-10: 4167715015
  • ISBN-13: 978-4167715014
  • 発売日: 2006/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
 大崎善生の作品はほとんど読んでいます。今回の作品は作者が1年くらいかかって心を砕いて書き上げたノンフィクションになるとおもうのですが、『聖の青春』の時に受けた生きることへの前向きな姿勢とはまったく逆のものを持った女の子について書かれています。いろんな偶然が重なっていって、女の子が死を選ぶレールがどんどん引かれていく。やるせなさが残る作品でした。
 村上春樹の『心臓を貫かれて』に出てくる一家に似た、遺伝子に組み込まれた逃れることのできない運命みたいなものも感じました。
 大崎氏の小説はまだまだ発展途中と言うかんじですが、どこか作者の透き通った性格が伺えるところが好きです。

 19歳で亡くなった女の子が残したかった声をこの作品を通して聞いてみてください。なんともせつなくて、苦しくなります。でも、その中にはとてつもなく純粋で美しいものがあります。

このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この人が以前書いたノンフィクションは2つある。
夭折の天才棋士を描いた「聖の青春」
プロ棋士の登竜門・奨励会での挫折を描いた「将棋の子」

どちらも感動した。
この作品は19才の少女と精神を病んだ33才の恋人とがドナウ川で心中した顛末を描いたノンフィクションである。

女性の母親は将棋のアマ強豪だった人。正直また関係者か、また将棋かと思う。

死後、彼女のパソコンに残った、留学先のルーマニアの事情によるものか、メールの不達を嘆く言葉。
プリンタの設定が出来ていないパソコン。
19才の少女が一人で外国で生きていくのには寂しすぎる広い部屋。

前半を読むにつれ33才の男の方を憎らしく思えてきた。
しかしあとに続く、文章で明らかになる男性についてのこと。
彼女が彼をどのように愛したか。
最初は寂しさをまぎらわすために、しかし、だんだんと母のように彼を見守るために。
彼と彼女を引き離そうとする家族はさながらカルト教団に対峙するかのようだ。

しかし、彼女は彼を選んだ。

感動した。
「ドナウよ、静かに流れよ。」
同感だ。
しかし、この人の作品でいつも思うのは感動させられたという作為の方だ。
19才の"少女"。間違いじゃない。むしろ妥当だけど、"若い女性"じゃいけないの?
ハーフだそうだけど、それゆえの苦悩もあっさりと。

男性の方に対する取材も足りてないのではないかという気がする。
男性の精神病も中途半端な取り上げ方だ。
どうとでも受け取れる、不十分な否定。
否定するなら否定すべきだ。
19才の無垢な美少女が33才の精神病?の男性に騙されて心中する話とも受け取れる。
感動する話の型にはめた作品の気がした。

40代の当時独身のオジサンの目を感じざるをえない。
この人の作品をよく読むのは自分にとってくみしやすいとなめているからだ。
期待を裏切ってほしい。

このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
19歳の女子大生と33歳の指揮者の心中事件を語るノンフィクション。

周りを取り巻く人物達も丁寧に描かれていますし、事実をあげながら真実はこうあって欲しいという願い、と形容すればいいのでしょうか?

そういう想いも伝わってきます。

しかしながら、大崎さんファンの私としてはちょっと消化不良の感があります。何故だろう…強いて言えば、余分なものが多過ぎる、のでしょうか。私としては「九月の四分の一」や「パイロットフィッシュ」のほうが好きです。
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事実は小説より奇なり
大崎さんの作品はどれも好きですが、

「ドナウよ、静かに流れよ」はダントツに大好きです。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/7 投稿者: mis.
涙が止まらない重いノンフィクション。
ドナウ川で発見された、19歳と33歳の邦人男女の遺体。

これだけの内容では、「失楽園」に似た不倫の話に思えます。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/18 投稿者: caferics
ニアミスの果てに
... 続きを読む
投稿日: 2006/6/22 投稿者: 森村 翔
こういう男女関係を断ち切るには。。。
身につまされる、ある意味で怖い話でした。
海外、それも日本人にとっては難しい国で、弱さを抱えた2人がくっつけば、... 続きを読む
投稿日: 2005/6/18 投稿者: ヨツケソ
印象に残った作品
パイロットフィッシュやアジアンタムブルーとは、性質のことなるドキュメンタリー作品。... 続きを読む
投稿日: 2005/3/12 投稿者: バビル3世
一気に読ませるが納得できない
大崎氏がなぜこの事件にそこまで感情的に入れ込むようになったのか今一つ釈然としないまま話が進みます。動機なんかは別にどうでもいいのですが、もしドナウに身を投げた二人... 続きを読む
投稿日: 2004/7/30 投稿者: raywayne
感動!
読み終えて、壮大な長編ドラマを見た時のように感動の余韻に浸っています。... 続きを読む
投稿日: 2004/7/28
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