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ドストエフスキー―謎とちから (文春新書)
 
 

ドストエフスキー―謎とちから (文春新書) [新書]

亀山 郁夫
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 819 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『カラマーゾフの兄弟』新訳が話題の著者によるドストエフスキーの勧め。人物、時代、作品の謎を通して、現代の猛烈なグローバリゼーションに抗して生きる知恵を見出す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

亀山 郁夫
1949年栃木県生まれ。東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京外国語大学長。著書に『破滅のマヤコフスキー』(筑摩書房、木村彰一賞受賞)、『磔のロシア―スターリンと芸術家たち』(岩波書店、大佛次郎賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 262ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/11)
  • ISBN-10: 4166606042
  • ISBN-13: 978-4166606047
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヒデボン VINE™ メンバー
形式:新書
 カラマーゾフの新訳、第2の小説の空想と、大いに楽しませていただいたが、2007年、さらにもう1冊お楽しみがあった。 これは亀山ドストエフスキー論の当面の結論である。カラマーゾフの解説等では書かれていなかった「スメルジャコフの父親はだれ?」について、独自の見解がなされている。またドストエフスキーの時代には「堕落した父=皇帝」「去勢派=農奴」と考えることが出来ても、グローバリゼーションが進行した現代では、亀山は「堕落した父=アメリカ」「去勢派=イスラム」と捉えている。でもここまではっきり、あからさまに言い切って、少しやばくないか? 
 
 この本は、カラマーゾフに止まらず、「罪と罰」から始まる5大小説の解説本にもなっている。これが実に面白い。願わくは、外大の学長に就いたばかりの多忙な亀山先生には申し訳ないが、できるだけ早く翻訳業に復帰されて、より詳しいドストエフスキー論をもっと書いていただきたいものである。
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 至高の豚 トップ1000レビュアー
形式:新書
ドストエフスキーの生涯と作品の関係、及び作品のストーリー解説は面白く、役に立つ。
特に最後の5大作については、力がこもったものとなっている。

しかし、ドストエフスキーにおける神という問題はどうなっているのだろうか。
本書では全くと言っていいほど、その問題に言及しておらず、ドストエフスキーの問題を
もっぱらサディズム・マゾヒズム 去勢コンプレックス、オディプスコンプレックス等
に還元し解説している。

いうまでもなく、西欧の文学・哲学は、キリスト教の決定的な影響の上に培われてきたものだ。
ロシアの文学・芸術もその範疇に捉えられるものとしてよいだろう。

著者はわからない問題はすべて「性」の問題として考えるという現代知性の罠に陥っている
ように思う。

ドストエフスキーの問題を「性」の問題に還元し、どれほど収穫が期待できるのか。
私の疑問は、その一点に尽きる。
(但し、読者を驚かせる作品であることは、素直に認めるが・・・・。)
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 亀山新訳はhttp://www.ne.jp/asahi/dost/jdsに指摘されているように、
多大な誤訳を孕んだ悪訳である。先行諸訳で正しく訳されている箇所での
誤訳が目だっている。第一分冊だけで20刷の段階で秘密裡に20箇所の訂
正を行なわねばならなかった。 
 当然のことながら解説本もこれを受けたものとなった。「至高の豚」氏
が言うように、作家の生涯のテーマは追求されず、主観的・妄想的な心理
主義的お喋りに堕している。
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