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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ドストエフスキー入門に最適!,
By かたやまみちお (京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ドストエフスキイ―その生涯と作品 (NHKブックス 31) (単行本)
あの「死霊」で有名な埴谷雄高が一般の読者にわかりやすく、ドストエフスキーの生涯と作品について解説した本。ドストエフスキーの生い立ちから、楽しい裏話(激しい浪費癖、癲癇など)が、埴谷独特の調子で語られます。 特に埴谷自身代表作「死霊」『最後の審判』はドストエフスキーの中の大審問官物語のオマージュが込められていて大変興味深く読めます。 大変平易な語り口で解説されているので、あまりドストエフスキーを読んだことのない人でも、気軽に読める(読まないか?)本です。
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
埴谷作品としても、ドストエフスキイ入門としても凡作,
By ビン・ラーディン (大阪市内) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ドストエフスキイ―その生涯と作品 (NHKブックス 31) (単行本)
新訳が出た『カラマーゾフの兄弟』の第1巻を読んだ所で、未読であったこの埴谷作品を読んで見た。ラジオ講座の放送原稿を元にしているだけあって、埴谷の作品としては驚くほど読みやすい文章だった。が、その分埴谷らしさは殆ど感じられず、凡百のドストエフスキイ入門になっている。ただ入門書にしては図版も少なめで、記述も平板で、あまり面白いとも思えない。埴谷ファンには期待外れ、ドストエフスキイ愛読者には新鮮味に乏しく、これからドストエフスキイを読もうとしている人への入門書としては作品解説の網羅性に欠けた中途半端な出来となっている。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ひとりの人間として,
By まめ (東京都杉並区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ドストエフスキイ―その生涯と作品 (NHKブックス 31) (単行本)
ドストエフスキイ作品の魅力をあますことなく伝えるとともに、ドストエフスキイの幼年時代、父と母のこと、恋愛・結婚、持病であった癲癇についても書かれている。この露西亜の偉大な作家も、またひとりの人間であったのだということがわかる。太宰治、夏目漱石にも言えることだと思うのだが、本当に優れた作家というものは、なにか突飛な思想を持った人というわけではなく、あまりにもあたりまえなことに対して感じた疑問を、見過ごすことが出来ずに真摯に問いつめていった人なのではないだろうか。著者の豊かな知識と深い洞察なしにはこのような本は決して書き得なかったであろう。
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