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ドクター・ブラッドマネー―博士の血の贖い― (創元SF文庫)
 
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ドクター・ブラッドマネー―博士の血の贖い― (創元SF文庫) [文庫]

フィリップ・K・ディック , 佐藤 龍雄
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

1981年、一組の夫婦が火星へ出発した。直後に核戦争が勃発、地球を回る衛星と化した植民ロケットからの放送のみが、人びとの情報のよりどころとなった。各地に点在するコミュニティーのひとつでは、かつて核実験に失敗し人びとの憎しみを集める物理学者、超能力をもつ肢体不自由者の修理工、双子の弟を体内に宿す少女らが暮らしていた。ディック中期の異色作を待望の新訳で刊行。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐藤 龍雄
1954年生まれ。幻想文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2005/1/22)
  • ISBN-10: 4488696171
  • ISBN-13: 978-4488696177
  • 発売日: 2005/1/22
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
核戦争後のカリフォルニアを舞台にした話です。核戦争が起きる直前に一組の夫婦が火星への移住の為にロケットで旅立ちます。核戦争の影響でそのロケットは地球の周りを回り続けることになってしまいます。乗員は無線で地上に向けてラジオ放送を行うようになり(設備はどうしたんだろ?)、それが荒廃した世界に生きる人々の精神的な拠り所となるという設定です。

地上では核戦争は自分が引き起こしたものと信じ込んでいる精神病の元科学者や、超能力を持つ身体障害者などのユニークな登場人物たちの人間模様が描かれます。設定が突飛な割にはストーリーは比較的淡々と進みます。希望を抱かせるようなエンディングも含めてディック作品としては異色作の部類に入りますが、なかなか楽しめる作品だと思います。

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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By xzr
形式:文庫
サンリオSF文庫で刊行後、絶版となり長らく刊行が待たれていたディック中期の作品が、やっと新訳で登場です。

地球を周回する人工衛星内の男、核実験に失敗し憎まれる物理学者、超能力を持つ肢体の不自由な修理工、胎内にテレパシーを持つ弟を宿した少女と、登場人物だけをみるといつものディックらしい感じがします。

しかし現実が崩壊していったり、異世界が混入してくるといったディックお得意の脱現実的な所がなく、核戦争後の世界でのコミュニティを舞台とした「現実的」な世界が描かれており、それはそれで興味深いかなぁ。ミュータント化したねずみを追いかける電子式小動物捕獲器などユーモラスな小道具も見所。

これでサンリオSF文庫収録作で出ていないのは5冊、未訳のSF作品4作、主流小説5冊との事。残りも早く出るといいなぁと思いながら待つことにしましょう。

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9 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By G-taste
形式:文庫
作者自身は解説で気に入ってる作品のひとつだと言ってるが、いつもどうりの作品のつもりで読んでしまい、肩透かしをくらった。いつものサスペンス性がまったくなく、さしせまってくるようなスピード感もまったくなし。実に、のんびりとした展開である。これが、知名度の低い作家が書いたのなら許せる範囲とも思えんでもないが、ディックの作品となると、個人的には評価は低めになるな。異色作としては、価値はあるのかもしれないがな・・・。未来の話なのに、妙に現代的な雰囲気も気にはなる。(放射能が空中にただよってるのに、地上に出て平気で普通に生活してる所が、スゴイな)タイトルからすると、何かすごい事が起きそうだと期待させてくれたんだが、残念だ。次の、サンリオSF復刻作品に期待する。
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