この内容。とても実感を伴って理解できた。自分もいわゆる不定愁訴に悩まされている一人だからだ。実際に症状は起きていて、循環器内科、耳鼻科の検査でも症状は検出される。しかし・・・・・・原因はわからないのだ。
原因を探るため、自分もいろいろな科をめぐった。まさにドクター・ショッピングだ。身内に甲状腺疾患の人間が多いため、それを疑って血液検査をしたが異常なし。その他の血液検査も異常なし。心エコー、心臓のレントゲン、運動負荷検査でも異常なし。耳のレントゲンや脳のCTを撮っても異常なし。ただしめまいの検査をすれば確かに起きているし、ホルターでは不整脈がばんばん出る。患者も困るし、医師も困る。ただ、自分にとって良かったのは、検査で「異常なし」ということは、あとはいわゆる「自律神経失調症」を疑えばいいだけだ、と自身で気楽になれたことだった。そして、どの科の医師も、親身に、誠実に対応してくださったことがありがたかった(もちろん、適度な距離を保った上で)。
この本の「呑気と噛みしめがもたらす症状」は気になる。自分は気がつくと歯を食いしばっているときもある。もしかしたらそれも原因なのかも知れない。それとも結果としての噛みしめかもしれない。「守りの医療」「支えの医療」もよく理解できた。今の自分がまさにそれだからだ。「よりよい状態にして病気といかに向き合うかに重点がおかれる」。すごく理解できる。「これさえなければ病」になる人。これも自分に当てはまる気がした。
もっと気楽に。うまく付き合うこと。それを教えられ、勇気づけられる1冊だった。