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31 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
帯にある「究極の就活」に偽りなし。,
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レビュー対象商品: ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書) (新書)
おそらく地球上で最も難しい試験の一つである「宇宙飛行士選抜試験」。宇宙飛行士最終候補者10名は、2009年1月11日から最終選抜試験を受け、 その合格は2月25日に発表されますが、本書はNHKで放映されたその密着ドキュメント番組を新書化したものです。 日本人宇宙飛行士は、現在までに通算8名。 1600万人に1人しかなれない職業だそうです。 そんな宇宙飛行士には、どのような資質が求められるのでしょうか。 日本、つまりJAXAでは ・耐ストレス力 ・リーダーシップとフォロワーシップ ・コミュニケーション能力 ・ユーモア ・危機を乗り越える力(折れない心) を有するか否か見極められ、 NASAでは ・覚悟 を見極められるようです。 しかしながら、これらの資質は宇宙飛行士だから必要な資質でしょうか。 いいえ。私は、およそ職業人であれば、程度の差こそあれ、すべて必要な資質だと思います。 何かを成し遂げるには、これらの資質は必要です。 たとえそれが毎日の事務であろうとEVA(船外活動)であろうと。 読了後、これまでさして気にも止めていなかった宇宙飛行士(失礼!!)に対する見方が変わりました すべからく就活はかくあるべし。 数多あるシューカツ本を読むくらいなら、本書を読んだ方がよほどためになります。 現在、仕事に就いている人には、来し方行く末を見つめるのに有益ですし、 職場で採用面接を担当している方には示唆に富みます。 新書上半期ベストテンに入る良書と見ます(ナンバーワンかも知れない)。 あとがきも一読の価値あり。 著者には賛辞を送りますし、何より、取材を許可したJAXAに最大級の敬意と賞賛を。 このような広報活動は決してマイナスにはならない。むしろ大きなプラス。事業仕分けになんか負けるな。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
80平方メートルに1週間、24時間監視の試験,
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レビュー対象商品: ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書) (新書)
宇宙飛行士最終試験に残った10人のプライベートな側面も触れつつ、2週間に及ぶ最終試験の様子を描く。前半の1週間、ファミリーマンションの一室程度の広さに10人が押し込まれ、24時間監視で次から次へと課題を処理しないといけない。なんとつらい…と思ったが、宇宙船の中では当たり前。宇宙船では、休みなく課題をこなし続けなければならない。そして鉄板の向こうほぼ真空、極低温。ミスは即、死につながる。失敗は出来ないというストレスに耐えられるかを図る試験である。宇宙では、何があっても、地上職員は解決法を示すことは出来ても直接助けることは出来ない。絶望的な状況でも、乗員はあきらめずに自分の手で危機を乗り越えなければならない。この観点から、ロボット作り、自己アピール、会社設立趣意書の作成、ディベートなどの課題に朝8時半から夜7時まで休みなく取り組む。試験では、意図的に作り出された絶望的な状況で、分析し、何とかリカバーしよう進言、あるいは決断して方向を示したメンバーが高評価を受けていた。知力体力はあって当然で、尋常ならざる精神力をJAXAは宇宙飛行士に求めていることが分かる。睡眠や食欲までテストされている審査だが、その眼が厳しいなあと感じたのは、ゼッケンの付け間違いで「H」が「I」になってたのを審査委員が見つけた時の言葉。「宇宙服を手順通りに着なかったら命取りになる」。受かったとしても10年間訓練して実際滞在するのは長くて数ヶ月。66回に1回は死んでしまう。最終選考に残った10人は、いずれも職場で高い評価を受けている人ばかり。そんな高給やそれまで習得した高い技能、評価を捨て、新人に戻ってでも宇宙へ行きたいという、がむしゃらかつ純粋な宇宙への憧れというのはすごい。とともに、1週間という長い試験で、自分の全てをさらけ出さざるを得ない試験のきつさに、宇宙飛行士に求められる人間力の高さを感じた。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
刺激的、おもしろかった,
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レビュー対象商品: ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書) (新書)
宇宙飛行士選抜試験題材にしたNHKスペシャル「宇宙飛行士はこうして生まれた 〜密着・最終選抜試験〜」(2008年3月放送)を、新書化したもの。私は、TV放送をみたときも「すごい試験だなあ」と思いましたが、今回、新書で改めて読んでみて、いっそう感心・感動しました。TV放送をみた人も、ぜひ本書を読まれるといいと思います。今年読んだ新書の中でも、もっともおもしろくためになった本かもしれません。 (a) 健康や知識の試験だけでなく、1週間の密閉空間での集団生活中の行動・能力を観察する試験、NASAでの技能・面接試験など、多面的かつ究極に深い試験(試練)には、素直に驚いてしまう。 (b) 自分のキャリアを捨ててでもひたむきに宇宙を目指す気持ちや、「リーダーシップとフォロワーシップの関係」や、「折れない心」など、宇宙飛行士と関係のない普通のひとにとっても、参考になる部分がある。 (c) 候補者一人ひとりの人柄や経歴が描かれ「さまざまな分野のほんとうに優秀な人たちが集っているんだなあ」と感心する。そして読み進めるうちに、全員を合格させたいと思うほどこちらも感情移入してしまう。どの人も、個性的で優秀で、しかも人生への向き合い方がかっこいい。 今回の試験は、技術者タイプよりは、船長(リーダー)を担える人材を採用するとの意図があったと書かれていますが、本当にそれを感じさせる優秀な人たちだと思いました。こういう人たちがいる限り、日本もまだまだ捨てたものでないと思います。 私も、少しでも彼らに近づけるよう、能力向上を図り、人生を前向きに生きたいと思いました。 魅力的な本です。お勧めします。
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