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ドキュメント 女子割礼 (集英社新書)
 
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ドキュメント 女子割礼 (集英社新書) [新書]

内海 夏子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

アフリカ北部に今も幅広く残る女子性器切除の風習。気鋭の女性フォトジャーナリストがたびたび現地を訪れ、当事者たちを取材。廃絶に向けての多様な活動を紹介しながら、現状を検証する。

内容(「BOOK」データベースより)

女子割礼/女子性器切除という風習がある。アフリカ大陸を中心に、成人に達したあかしとして女性外性器の一部またはほとんどを切除したり縫合するものだ。この風習が根づいている国々ではじつに90%以上の女性が割礼を受けている。割礼の際の激しい苦痛はもちろん、感染症、切除後の癒着などによる多くの障害の発生、結婚や出産時のさらなる苦痛と危険など、女性の一生に暗い影をおとし国際的にも批判の多いこの風習だが、なぜ今も残っているのだろうか。気鋭のフォトジャーナリストである著者は、エジプト、シエラレオネ、ジブチなど6か国を3回にわたって取材。割礼を受けた人たち、廃絶運動に携わる人、また推進派などにインタビューを重ね、その実態を探ってきた。これはその貴重な記録である。

登録情報

  • 新書: 208ページ
  • 出版社: 集英社 (2003/9/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087202089
  • ISBN-13: 978-4087202083
  • 発売日: 2003/9/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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68 人中、64人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 迫力のドキュメント, 2004/5/7
レビュー対象商品: ドキュメント 女子割礼 (集英社新書) (新書)
女子割礼という言葉は知っていても、その実態についてはよくわかっていませんでした。
この本は、著者が実際に割礼をした女性たちや、割礼を施している施術者にインタビューしているあたりが、すごい。はじめて割礼の恐ろしさがよくわかりました。
中でも割礼を終えたばかりの小さな少女たちの写真が圧巻です。
虚ろな瞳や、びっしりと額に浮かんだ汗。

こんな習慣は早くなくして欲しいと願ういっぽう、割礼を取り巻く状況についての説明を読むと、諸外国からの押しつけは現地の人たちにとって決してプラスにはならないのだとわかります。
よくこうした取材しにくい内容を取材したなと、著者には感心しました。
女性の人権意識のある方に読んで欲しい、良質のドキュメントです。

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26 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 はじめて知った、衝撃!すごい本です, 2003/9/26
By カスタマー
レビュー対象商品: ドキュメント 女子割礼 (集英社新書) (新書)
内容は衝撃的ですが、大変素晴らしい、出来。
現地の取材話と、それをサポートするあるいは話を広げるさまざまな文献からの引用のバランスが大変よく取れていると思います。

私は痛がりなので、途中で本を読んでいて、割礼のグロテスクさに「おえぇ」と、気持ち悪くなることも何度かありました。これは情けないが、正直な身体的なリアクションだったです。背筋がぞくぞく!

でも、割礼がどんなものかなど、大変良くわかり、それが末章あたりで更にグローバルな南北問題や女性の地位問題への展開になっているところは、読者には説得力があると思いますよ。

貧しくて、『毎日の生活で精一杯、男に「お嫁にもらってもらう」(昔、日本もこんな言い回しをしていたよね)かが、その後の死活問題に繋がる』!というのは、分かりやすい。また、少女が割礼を真摯に望んでうけている証言も、ショックだけど大切なドキュメントです。

現地に足を運んでいろんな人からの証言があること、そしてその都度、著者がその立場にたって読者に語りかけるところが、この本のメンタルな深みを何倍にもしていると思う。
この問題が簡単なフェミニスト論や開発論の一辺倒で論じられないのが内海さん流。男性諸君にもきっと受け入れられるでありませう。。

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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 他人の考えを変えさせるというのは本当に難しいことだと思う。, 2008/12/16
By 
TaroTaro - レビューをすべて見る
(トップ100レビュアー)    (VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ドキュメント 女子割礼 (集英社新書) (新書)
「女子割礼」。言葉だけは聞いたことはあった。また、宗教上の儀式だと勝手に思い込んでいた。本書を読みながら冷や汗が出た。男の私ですらそうなのだから女性はなおさらであろう。

女子割礼にも様々な方法があるが、その中でも陰部封鎖に至っては唖然とするしかなかった。しかも、ユダヤ教あるいはキリスト教以前からあった因習であることはわかっていても、はっきりとしたことはわからないという。

そのような女子割礼が何故現代においても根絶されないのか、現地ではどうなっているのか、どのようにしたら根絶することができるか、を記したのが本書である。この風習を知る上で必要な知識は書かれているが、中心は現地からのレポートである。

確かに著者はすべての原因を性差に求めすぎるきらいはあるが、それを現地に行ったことがない私がむやみに批判することは出来ない。著者がそういった考えを持って現地に赴いたにしてもである。何度も現地に赴き、根絶派、推進派の双方に取材を行っているという事実はやはり重たいと思う。

本書には女子割礼が根絶されない様々な原因が挙げられているが、あとがきで、著者は『もし自分たちが長く慣れ親しんできた風習をやめろと他国(先進国)の人からいわれたらどんな気がするか考えてみたい。外部からのプレッシャーがあるから風習をやめなければならない、という考え方には抵抗があるはずだ』と記している。当たり前だがその通りだろう。

次元は違うが、鯨が好物ではない私だって他国から鯨は頭がいい動物だから食べるのは可哀想。だから捕鯨は禁止すべきだと言われたら、日本の捕鯨文化を何だと思っているんだ、お前達はどうなんだ、と腹が立つ。
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