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ドキュメント ゼロ金利 ー日銀vs政府 なぜ対立するのかー
 
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ドキュメント ゼロ金利 ー日銀vs政府 なぜ対立するのかー [単行本]

軽部 謙介
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本経済がデフレ・スパイラルの入り口に何度も立たされる異常な時期と重なった,新生日銀第一期.ゼロ金利導入,ゼロ金利解除,量的緩和導入―.日銀百有余年の歴史の中で,いずれもきわめて特異な政策はいかに決定されたのか.日銀内部と政府・国会との迫力ある攻防を再現し,政策決定の力学,日銀独立性の実際を検証する.

内容(「BOOK」データベースより)

日本経済が先進国でも例をみない深刻なデフレ・スパイラルの入り口に立たされる異常な時期と重なった、新生日銀第一期。ゼロ金利導入、ゼロ金利解除、量的緩和導入―。日銀百有余年の歴史の中で、きわめて特異な政策はいかに決定されたのか。金融政策の最高意思決定機関とされる金融政策決定会合ではだれが、どのような議論を展開したのか。日銀内部と政府・国会との迫力ある攻防を再現し、金融政策決定の力学、日銀独立性の実際を「生体解剖」する。貴重な資料と膨大なインタビューをもとに日本の金融政策の奥の院に迫る第一級のノンフィクション。

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2004/2/28)
  • ISBN-10: 4000241257
  • ISBN-13: 978-4000241250
  • 発売日: 2004/2/28
  • 商品の寸法: 19.3 x 13.2 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 582,183位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 現役のジャーナリストの手による日銀の金融政策を検証した本。『縛られた金融政策』とともに快著である。事実関係の描写では藤井本と重なる所も少なくはないができれば両方とも読むことをお薦めする。

 本書ではあくまでも事実を描写するというスタンスに徹し、「日銀と政府の関係」「日銀内部の意思決定のプロセス」の2つが中心である。どちらかというと後者のウェートが多い。

 本書で浮き彫りにされているのは、速見優という人の日銀総裁としての資質である。どう贔屓目に見ても日銀総裁としての仕事振りには、ただの1ミリも肯定的評価を与えることができない。また、日銀の政策審議委員会内部で、総裁ー副総裁間で経済観に対する温度差から来る人間関係の温度差、などの人間関係が組織としての意思決定に与える影響が描かれている。組織での人間関係が組織運営に与える影、というとどこの組織でも見られるだろうが、日銀の政策運営にもまた例外ではなかったのだ。

 本書のあとがきで、ジャーナリストである著者が日銀に対して情報公開法に基づいて金融政策決定会合議事録の開示を求めたが、日銀が議論の部分を不開示にし、情報公開審査会に異議申し立てをした「戦記」が記されている。

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形式:単行本
日銀総裁の言動に振り回される日銀マンや苛立つ財務省官僚、
独自に動き回る政治家など、関係者それぞれの感情まで
掘り起こして描写した迫力あるノンフィクション。

当時の内閣官房長官を思わず批判している脚注から、作者の
思い入れが伝わってくる。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Jun
形式:単行本
著者は、政府と日銀の関係および、日銀内部の意思決定プロセスの二点に焦点を当て、

速水日銀の政策決定過程を描く。

政府と日銀の関係については、微妙なバランスにあることが伺われた。

非不胎化介入の拒否(99年)やゼロ金利政策解除(00年)は、

日銀が政府の強い反対を押し切った独立的な意思決定であった。

一方、ゼロ金利(99年)や量的緩和(01年)については、

日銀自身がその政策効果に疑問を持ちながらも強い政府圧力の下で導入を決めており、

政府から一定の影響を受けた様子が伺われる。

本書は著者の明確な問題意識に基づいて事実関係の記述に専念しており、引き締まった内容になっている。

また当事者による生の証言が非常に多く、彼らがどのような意識で政策決定に関与したのかを垣間見ることができる。

速水日銀の核心に迫った一流のドキュメントと言えよう。
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