作者は嫌いですが、本書は良いです。
どんな法人なのか興味があり、タイトルもズバリだったので購入しました。
東京電力の前身である東京電灯からはじまり、原子力建設・稼働まで記述してあります。
登場人物全員に違った思惑や考え方があり、その上に敗戦国であること。
核兵器競争や中東情勢悪化など、かなり複雑な話になっていますが、作者はうまくまとめています。
作者は原子力賛成・反対の前に、安全性・安定性・経済性を無視して建設が進むことに警笛を鳴らしています。
参考文献が多いことで作者の毒が消えて、原子力推進、反対、中立の方にも客観的に読める良書です。
改題本と言うことで、あとがきも1980年12月と1986年7月の二つあり、
2011年5月に書かれた文章と比較して読むのも面白いと思います。
作者曰く、恐竜は体が大きくなりすぎて、自分で動けなくなり滅んだそうです。