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ドキュメント戦艦大和 <新装版> (文春文庫)
 
 

ドキュメント戦艦大和 <新装版> (文春文庫) [文庫]

吉田 満 , 原 勝洋
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

かつて世界最強を謳われ、連合国に「幻の大戦艦」と恐れられた巨艦に、何が起こったのか。名著『戦艦大和ノ最期』の著者吉田満と大和研究の第一人者原勝洋が、日米両国の資料を駆使し、生存者及び、関係者八十九人にインタビューして、昭和二十年春の沖縄大和特攻作戦を克明に再現する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

吉田 満
大正12(1923)年、東京生れ。昭和18年、東京大学法学部在学中に学徒出陣。第4期予備学生として戦艦大和に乗り組み、沖縄特攻作戦に参加、九死に一生を得た。著書『戦艦大和ノ最期』はベストセラーとなり、今なお若い世代に読み継がれている。戦後は日本銀行監事。昭和54年、死去

原 勝洋
昭和17(1942)年、静岡県生れ。法政大学法学部卒業。『高松宮日記』(中央公論社)の編纂に関する調査に従事、『文芸春秋』昭和55年5月号掲載の「暗号名ウルトラ 山本長官機を撃墜す」は、現在米国立公文書館に所蔵の米軍極秘資料「Yamamoto shootdown」ファイルの中に英訳され収録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 384ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新装版 (2005/10/7)
  • ISBN-10: 4167349043
  • ISBN-13: 978-4167349042
  • 発売日: 2005/10/7
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By motofji VINE™ メンバー
形式:文庫
 戦艦大和の最後の特攻作戦を淡々と時間の経過とともにまとめた本。
 日本側の公式戦史+体験者の手記、アメリカ側の公式戦史+体験者の手記という記述により、事実のみをが淡々と語っている。そのためにビデオを再生しているかのようにはっきりと生々しく映像が浮かぶ傑作ノンフィクションとなった。
 戦史に興味のある人は必読の作品だ。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ..mei..
形式:文庫
戦艦大和生存者の証言と日米の保存資料を元に、その特攻作戦の経過詳細記録を「作戦準備」「作戦発動」「米攻撃隊来襲」「戦艦大和沈む」「戦いのあとに」の5項目に整理し纏めた書である。その記録には取材した人名や起きた時間が明示され、作者の主観を排除している。記録内容は事実を淡々と記載するに留め、小説に見られる読み手への配慮は薄い。本書の記載内容は、「時間」「事象」「証言者」を軸としたデータベースともなり、本書を元に多方面から本特攻作戦を整理することが出来る。

作者は乗員生還者の一人であり、記録を淡々と記録する中にも、戦艦大和内での戦闘の様子が生々しく描かれている箇所が随所にあり、「米攻撃隊来襲」「戦艦大和沈む」の項では「ヒロシマノート」の情景を思い起させる。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 正義の味方 トップ500レビュアー
形式:文庫
本書は、戦艦大和の建艦や性能、或いは単なる海戦記という作品ではない。60名を越える生存者や関係者の証言を集め、戦闘詳報、機密連合艦隊告示、部隊への電信文、作戦計画、米海軍情報部調査記録、米軍部隊の戦闘詳報等々、実に多くの資料を集め纏めた。特に海軍士官から兵に至る各場面での証言は、生々しいばかりに衝撃的であり迫力がある。戦艦大和は空前絶後の巨大な強力な戦艦であり、日本民族の血と汗と技術の結晶であったが、結局は水上特攻として沖縄に向かった。伴なう家来は少なく圧倒的多数の米機に全力を奮って戦い、刀折れ矢尽きて斃れたその最期が日本民族の琴線にふれると言う(巻末解説)。そもそも軍令部作戦課の周囲では、自ら特攻に行くのは無縁の連中から盛んに「一億総特攻」と言い始めた。海軍の航空は特攻に死に急ぎながら、一方で水上部隊、特に大和などは出番もなく生き残っている。皇国存亡の時にこれを使わぬ方があるかと喧しくなってきた。大和が敵に生きたまま捕えられるは堪えられない。大和に最期の死に場所を、帝国海軍の死に花を咲かせてやろうと。いかにも「神さん神がかり」の神重徳先任参謀が言いそうなことだ。天皇からの海上部隊についての御下問に及川軍令部総長が曲解して大和特攻を準備したこともよく言われる。本来の作戦計画では沖縄まで進出なら充分な対空直掩が前提であるはずが、第5航空艦隊では特攻兵力を出すのが精一杯で、大和を守る力を割く余裕がない。戦艦大和及び二水戦の戦訓によると、制空権を持たない艦隊が如何に脆弱であるか、突入までは強力な直掩機が必要であること、特攻隊の美名の下での強引な突入作戦は得るところが少ないこと、整備や訓練も殆ど実施できない出撃は作戦方針と合致せず、水雷戦隊の充実や熟練の配置に難があったこと、成算ある作戦ではなく戦局逼迫の為に焦慮の念に駆られた作戦だったこと、が挙げられる。しかし「Fleet in beingとして自滅の道を辿らんよりは、華々しく戦場に出て断乎死地に突入、敵船団と刺し違えるを本望」とした(宇垣纏司令長官)のは大和の悲劇性が浮き出る。
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