グイド・クノップの制作のテレビ・ドキュメンタリーは日本でも放送されており、翻訳も「ヒトラーーの共犯者」「ヒトラーの戦士たち」「ヒムラーノ親衛隊」「ホロコースト全証言」「ヒトラー五つの肖像」などがあり、どの本も多くの写真、当事者の発言、日記、関係者、親族や軍人、一般市民の証言等当時のことが随処に挿入されていて、他の本に見られるような著者の偏った思考が反映されていない点が非常に素晴しい。今回の「ヒトラー暗殺計画」も今までの作品同様期待を裏切らない本です。
事件関係者の写真も多くまた関係者の親族からの当時の様子が語られていて内容は非常に満足です。
特に暗殺事件後の事件関係者の家族の状況について詳しく書かれている本はこの本が初めてでしょう。
特に戦後、反逆罪で事件関係者が年金をもらえなかった事実をこの本で知りました。
トレスコウ少将の「もはや重要なのは現実の目標ではない。世界と歴史の前にドイツのレジスタンスが命を賭して一石を投じた。かかる悪に立ち向かう者は1人としていなかった」と後世に言われない為」の言葉には心を打たれます。
グイド・クノップにはまだまだ多くの著書があるので他の本も早く翻訳してもらいたいです。