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ドキュメントひきこもり 「長期化」と「高年齢化」の実態 (宝島社新書316)
 
 

ドキュメントひきこもり 「長期化」と「高年齢化」の実態 (宝島社新書316) [新書]

池上 正樹
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

社会生活が正常に営めない、いわゆる「ひきこもり」の数は推計360万人ともいわれている。ひきこもり期間の長期化、当時者や親の高齢化が問題となるなか、政府もようやく対策に乗り出した。
一体、なぜ彼らはひきこもるのか? 当事者、ひきこもりの子どもを持つ親への綿密な取材を通して、世間から見えにくいひきこもりの今をレポートする。親たちの苦悩、ひきこもる者たちの心情……。知られざるひきこもりの実態をレポート。

内容(「BOOK」データベースより)

当事者、家族が語る壮絶な現場!50万人以上といわれる「ひきこもり」層―その実態と回復への手引き。回復、支援のための様々な活動もリポート。

登録情報

  • 新書: 207ページ
  • 出版社: 宝島社 (2010/7/9)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4796677887
  • ISBN-13: 978-4796677882
  • 発売日: 2010/7/9
  • 商品の寸法: 17.5 x 10.8 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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37 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bona
形式:新書
最近、中学校の教師をしている友人から驚くような話を聞いた。生徒に「将来の職業観」を尋ねたら、
「ひきこもり」と答えた子が何人もいたというのだ。
その理由として、「遊んで暮らせる」「パソコンやゲーム三昧でもご飯が食べられる」など、ひきこもりに対する安易なイメージが先行しているらしい。
だが実際、本書で紹介されるケースから明らかになる「ひきこもりの苦悩」は、当事者はもちろん、家族にとっても深刻なものだ。
何かの理由で、一度社会の流れからはずれたら、なかなか戻れない。そして結果的にひきこもりになってしまうという現実は、今社会の中でなんとかしがみついている人にとっても、決して無関係な話ではないだろう。
「ひきこもりの親の会」を主宰する方が、本の中で「こんな偽物の社会はおかしい、と誰もが思っている。その問いかけの切り口になるのがひきこもり」と語っている。
これから将来を切り開くはずの中学生が「ひきこもりに憧れる」なんて、まさに「偽物の社会」への強烈な皮肉なのだと思う。いろいろ教えられ、考えさせられる一冊だった。
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26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぷー
形式:新書
家族と職場に恵まれていたのに、失恋をきっかけにある日突然出社できなくなるという女性のひきこもり事例を興味深く読みました。
高年齢化や社会人ひきこもりなど、現場の実態が本当によく取材できていています。またひきこもり以前、ひきこもり周辺(?)といった事例もあり、ひとくちにひきこもりと言っても現状はさまざまなのだなと改めて思いました。
ひきこもり当事者の取材はもちろん、親の取材、ひきこもり支援団体の取材、と徹底的に現場を取材して見えてくるものは、いかに「ひきこもり」の現状が多種多様か。その答えはひとつではなく、また答えが見つからず模索している人も多いのだなぁということです。
ひきこもりをステレオタイプな分析に当てはめたり、単純に解決法を示すといった安易なまとめをしていないところも信頼できる本です。
現在の「ひきこもり」問題がかかえる現場を知るるのにとても参考になりました。
ひきこもりの当事者、家族だけでなく、私のような予備軍的な人間が読んでも面白い本です。
このレビューは参考になりましたか?
63 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
「長期化」と「高年齢化」の実態〉という副題に、なるほどと思うところがあり、本書を手にとった。
私自身はひきこもり当事者でもその家族でもないが、読了して再確認したのは、ひきこもりという現象は、決してひとごとではない、ということだ。
いま、社会に居場所を確保できている人にはピンとこないかもしれないが、いくつかの条件が揃ったところで、歯車がひとつ狂えば、誰もが陥る可能性がある。

私の友人に、30代後半で退職したのち、10数年間、仕事に就かずに過ごしていた男性がいる。
両親は他界、価値観を共有する会社勤めのパートナーと同居。家も資産もあり、贅沢をしなければ当面は働かなくても生活は成り立つ。
セミリタイアと称して社会から遠ざかってはいたものの、多趣味で話題も豊富、友人の出入りは多く、料理の腕をふるっては談論風発、日々の暮らしを遊びに変えて愉しむ数寄者と私の目には映っていた。
私を含めた彼の客人たちは、日ごろは仕事のストレスにまみれていても、彼の居間では「主人」にならって社会的自己を捨て、意のままにならない社会からしばしの逃走を許される。清濁合わせ飲みすぎて、生気を失いかけた魂を「自由人の気分」で癒し、そして思う。
仕事だけが人生じゃない。彼のような生き方があっていい。自分は働かないわけにはいかないから、真似はできないけれど、と。

「ひきこもり」の「ひ」の字も私に思い起こさせなかったその彼が、50代になってから精神疾患を発症し、入院して3年が経つ。発症の前には就職先も決まっていた。
素人の私が親しい友人の病因を云々する気はないが、社会に出ることへの恐怖心があったことは主治医によって指摘されている。
レッテル貼りには意味がないが、彼のありようも、「ひきこもり」の変種だったのかもしれない、と本書を読み終えて思う。
一般的なひきこもり像とは違い、彼のまわりには、就労をしていないことで責めたり見下したりする者はいなかったし、むしろ、独特の美意識を貫く彼はリスペクトされていた。具体的な外からのプレッシャーはなかったはずだが、内側からの圧がじわじわと彼を追い詰めた。
内側からの圧とは、特定の個人ではなく「漠然とした世間」を内面化した結果、生じた圧だとすれば、純粋に個人的な病とは言えない気がしてくる。
本書によれば、「社会人ひきこもり」が増加しているという。その実態について詳述された章を特に興味深く読み、多くの示唆を得た。
「ひきこもりという現象は、日本の社会の問題を凝縮している」と著者は書く。同感だ。
自分とは関係ない、と思っている人にこそ、読んでほしい。
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ひきこもりを追いかけて、
たくさんの取材を重ねています。
丁寧に取材していますので、... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: いせむし
実例に新鮮味はない。「ひきこもりは怠けだ、甘えだ」という人に読んでほしい。
本書は「『ひきこもり」は誰にでも起こり得る身近な問題」として、豊富な実例分析をしている。主な内容を抜粋する。
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投稿日: 21か月前 投稿者: Ashurung
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今改めて対峙すべきと考えていた時にこの本を読みましたが、... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: hikari821
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