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ドキュメンタリーの力 (寺子屋新書)
 
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ドキュメンタリーの力 (寺子屋新書) [新書]

鎌仲 ひとみ , 金 聖雄 , 海南 友子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 882 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

細切れの情報を垂れ流し、ステレオタイプな人間像を映すばかりのテレビで、視聴者は思考停止状態に追い込まれている。消費する映像ではなく、思考を促す映像、もう一つのメディアが今求められている。マスメディアでは伝えられない出来事のもう一つの側面を知り、人間存在をリアルに感じることができるのが、市民メディアとしてのドキュメンタリー映画だ。受け手とつくり手のインタラクティブなあり方を模索しつつ、日本各地、世界へと上映会を広げるドキュメンタリー映画の、今もっとも旬な監督が自らの作品づくりを通して、“ドキュメンタリーの力”を語る。

内容(「MARC」データベースより)

テレビは事実を伝えられるのか? 受け手とつくり手のインタラクティブなあり方を模索しつつ、日本各地、世界へと上映会を広げるドキュメンタリー映画の監督が自らの作品づくりを通して「ドキュメンタリーの力」を語る。

登録情報

  • 新書: 221ページ
  • 出版社: 子どもの未来社 (2005/3/22)
  • ISBN-10: 4901330527
  • ISBN-13: 978-4901330527
  • 発売日: 2005/3/22
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 240,500位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書で鎌仲ひとみ監督は、自身の作品『ヒバクシャ-世界の終わりに』の製作過程を、自らの「思い」と共に綴っているのだが、実は、その文章自体が良質なドキュメンタリーになっている。
読者は知らず知らずのうちに、鎌仲監督がイラクの白血病の少女「ラシャ」と出会い、やがて劣化ウランによる低線量被曝被害に行き着くまでの「旅」を、追体験することになるのだが、このような読書体験から、私はドキュメンタリー作家としての鎌仲監督の力量を感じる。

ところで、『ヒバクシャ …』を見たときに、ヴィム・ヴェンダースのロード・ムービーと同じような「匂い」を感じたのだが、次の部分を読んで「ああ、やはりそうだったのか」と納得した。

~本文から引用~
「私自身、原爆やヒバクを過去のことと考えていた。本当に無知だった。その無知から出発して、現代のヒバクシャに出会う旅をそのまま映像にした。だからその目線はあくまでも低かったように思う。もっとわかりやすく、また映画的に素材を再構成する可能性はあったが、あくまでも私は時系列にこだわった。映画的なわかりやすさよりも私自身の発見の過程、そこで生まれたさまざまな思いや感情をこそ大事にしたかったからだ。」

マス・メディアのあり方に大いに疑問を感じている方には、ぜひ読んでいただきたい一冊。

このレビューは参考になりましたか?
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
先日、海南友子氏のドキュメンタリー映画「にがい涙の大地から」の
上映会を見に行き、彼女の講演も聞きました。

映画を見終わったあと、
ずっしりと何かを背負ってしまった感覚を覚えました。
そして私も、毒ガス遺棄訴訟の裁判官に手紙をだしました。

彼女の作品が持つ、人に与える重い力の源泉は何なのか、
興味を持ってこの本を手にとりました。
彼女の文章に、その答えがありました。

虐げられ、今まで社会に取り上げられることがなかった人々に、
つくり手である前に、一人の人間としてどう向き合うのか。
「加害国日本の一員として、向き合うことが自分の責任」だと語り、
40人もの毒ガス被害者から、たった一人で体験や苦しみを聞き続けます。

そして、上映会に参加した人々とも語り合い、
作品をより豊かなものに仕上げていきます。

「ドキュメンタリーは“絆”だ。人が社会で生きていくのにそれは欠かせない。
一つ一つの“絆”は小さいけれど、
そこからよりよい未来をつくり出す大きな力になるはずだと信じている」
という最後のくくりに、
作品の魅力の源が見える気がします。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書で鎌仲ひとみ監督は、自身の作品『ヒバクシャ-世界の終わりに』の制作過程を、自らの「思い」と共に綴っているのだが、実は、その文章自体が良質なドキュメンタリーになっている。
読者は知らず知らずのうちに、鎌仲監督がイラクの白血病の少女「ラシャ」と出会い、やがて劣化ウランによる低線量被曝被害に行き着くまでの「旅」を、追体験することになるのだが、このような読書体験から、私はドキュメンタリー作家としての鎌仲監督の力量を感じる。

ところで、『ヒバクシャ …』を見たときに、ヴィム・ヴェンダースのロード・ムービーと同じような「匂い」を感じたのだが、次の部分を読んで「ああ、やはりそうだったのか」と納得した。

~本文から引用~
「私自身、原爆やヒバクを過去のことと考えていた。本当に無知だった。その無知から出発して、現代のヒバクシャに出会う旅をそのまま映像にした。だからその目線はあくまでも低かったように思う。もっとわかりやすく、また映画的に素材を再構成する可能性はあったが、あくまでも私は時系列にこだわった。映画的なわかりやすさよりも私自身の発見の過程、そこで生まれたさまざまな思いや感情をこそ大事にしたかったからだ。」

マス・メディアのあり方に大いに疑問を感じている方には、ぜひ読んでいただきたい一冊。

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