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隔靴掻痒感が募る前半(文庫版上巻)は、その焦らし方が不快の域にすら到達しているのだが、後半、年代の致命的な"ズレ"が判明してからは、俄然盛り上がり始める。
「中世の悪魔」から人々を救おうとするヒロインと、彼女を助け出そうとする教授たち。
双方の奮闘が物語を前進させ、冗長に思えた説明や小道具の数々が伏線(降下地点を知る人物、花嫁へのプレゼント、演奏会etc)となって生きてくる。
また決して安易な救済が用意されていないのも良かった。
ただ、タイムパラドックスに関する説明はものごっついー加減に思えるのだが、これでいいのか?
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