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ドゥルーズ入門 (ちくま新書)
 
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ドゥルーズ入門 (ちくま新書) [新書]

檜垣 立哉
5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

没後十年以上の時を経て、その思想の意義がさらに重みを増す哲学者ドゥルーズ。しかし、そのテクストは必ずしも読みやすいとはいいがたい。本書は、ドゥルーズの哲学史的な位置付けと、その思想的変遷を丁寧に追いながら、『差異と反復』『意味の論理学』の二大主著を中心にその豊かなイマージュと明晰な論理を読み解く。ドゥルーズを読むすべての人の羅針盤となる決定的入門書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

檜垣 立哉
1964年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。大阪大学大学院人間科学研究科准教授。専攻は哲学、現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 221ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2009/04)
  • ISBN-10: 4480064818
  • ISBN-13: 978-4480064813
  • 発売日: 2009/04
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 「入門書」というよりは「研究書」, 2010/11/17
レビュー対象商品: ドゥルーズ入門 (ちくま新書) (新書)
 新書版という体裁、そして「入門書」という肩書きの割には、少々記述の敷居が高いのが難。(特に後半部)
 本文中で著者自身も述べているが、NHK出版から出ている同著者の『ドゥルーズ〜解けない問いを生きる〜』こそが「入門」の役割を担い、本書の「序文」の位置を占める書物である。
 というわけで、(翻訳にしろ原書にしろ)未だドゥルーズの著書を手に取ったことのない読者には本書を手に取ることはあまりオススメできない。

 しかし小振りな体裁に似合わず、本書は初期ドゥルーズのモノグラフィーの数々や、そこで俎上に乗せられている哲学者達(スピノザ、ヒューム、ニーチェ、ベルクソン、あるいはライプニッツ、カント、ヘーゲル)の著書、そして『差異と反復』、『意味の論理学』等を、内容を正確に理解するとまではいかないものの、ある程度読み込んでいるといった向きには、大変有益で示唆に富む観点を多く呈示している。
 特に同時期に書かれた『差異と反復』と『意味の論理学』という初期ドゥルーズの二大主著の間における「発生」を論じるスタンスの差異を正面から取り上げて論じているのはとても勉強になった。こうした点は本書が、ドゥルーズ哲学の問題圏にあると(著者が)看做した他の哲学者(ベルクソン、西田幾多郎、九鬼周造等)を巡る論考を経ての作品であり、著者の研究の進捗状況が一哲学者としてのドゥルーズを絶対化することなく、問題としてのドゥルーズ哲学を見据えてそこへと切り込んでいくための準備段階に達していることを物語っている。

 そのような本書の内容からすると、新書版(そして入門書)という形式は少々窮屈な枷になっているようにも感じられる。はじめに述べた記述の敷居の高さも、少ないページ数に密度の濃い分析を盛ろうとした結果の焦りから駆け足になりすぎてしまった結果ではないか。本来は浩瀚な体裁の研究書として上梓されるべき書物だったのかもしれない。
 
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40 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 どこが入門だ, 2009/4/27
By 
倒錯委員長 "今田祐介" (横浜市と夢半ば) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: ドゥルーズ入門 (ちくま新書) (新書)
はっきりいって初学者には難しすぎる。『構造と力』も難しいかったが、こっちのほうがよっぽど難しい。
本書は主に、ベルグソンの綿密な読解をした上で自らの哲学を紡ぎ出した前期ドゥルーズを、主著のうちの二冊―時間の生成から生命を考える『差違と反復』と、言葉と身体の問題へと向かう『意味の論理学』―に沿って解説していくわけだが、いかんせん初っぱなから専門的な用語のオンパレード。「○○性」という言葉がやけに多かったが、この「○○性」というのはあまり使わない方がいいと思う。読者を混乱させる元だ(そういえば、まだ難しかったころの大澤真幸にも、その悪癖があったっけ)。また専門的でなくても、図が全く理解の助けになっていない。文章のどこを図解しているのかさえ示されていないところに、不親切さを感じた。

もうすこしわかりやすくは書けなかったのだろうか。こうも難しいと、「入門」というタイトルの想定された範囲も疑われる。はたしてこの「門」は、ずぶの素人でもドゥルーズを学びたいという志を持った人に対して開かれた入り口なのか、それとも、哲学科の大学院生など、ごく狭い共同体内のみで反響する一種のジャーゴンでしかないのか。少なくとも僕には、後者には見えても前者には到底見えなかった。

筆者はあとがきで、いつかは芸術論やガタリとの『アンチオイディプス』『千のプラトー』などが並ぶ後期ドゥルーズ論に取りかかりたい書いているが、読者に求める知的水準を相当にあらためなければならないだろう。
本書でも、一部「声」の問題が出てくる。本を書いて何かを世に問うというのは、「発言行為」に似ている。その声の発する内容がどんなに正しくても、その形式において、例えば声量がなかったり、聞き取りづらかったり、あるいは「哲学語」でひどく訛っていたりすれば、当然相手には伝わらないのだ。
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33 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 入門できる・・・か?, 2009/4/24
レビュー対象商品: ドゥルーズ入門 (ちくま新書) (新書)
ちと難しい。「はじめに」がいいと思って買ったけど、本文は難しい難しい。
読者にどれほどの哲学的知識がいるのか、ドゥルーズの何から知れば入門しやすいのか、つまり、どういう読者を想定しているのか、入門させるためにどんな工夫をするのか、などを明示してほしい。入門書なのだから。
それから、いかなる意味で「入門」なのかを教えてほしい。哲学科の学生のための入門書?ずぶの素人のための入門書?他分野の専門家のための入門書?

入門しようと思ったけど、門前払いされましたよ、あたしゃ。
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