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ドイツは脱原発を選んだ (岩波ブックレット)
 
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ドイツは脱原発を選んだ (岩波ブックレット) [単行本(ソフトカバー)]

ミランダ・A・シュラーズ
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

冷戦期、東西対立の最前線で核戦争の脅威を肌で感じたドイツの人々は、スリーマイル島、チェルノブイリを経て、緑の党を成長させ脱原発を選択した。フクシマの危機をきっかけに、脱原発の期日を前倒しにしたドイツの決断を、歴史的背景を踏まえてコンパクトに解説する。巻末に日本の原子力政策論を収録(市民エネルギー研究所執筆)。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 64ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2011/9/8)
  • ISBN-10: 4002708187
  • ISBN-13: 978-4002708188
  • 発売日: 2011/9/8
  • 商品の寸法: 21.7 x 15.1 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By isle
2011年3月の福島第一原発事故をうけて6月上旬に行われた講演会をもとに編集されたということですが、非常に落ち着いた語り口は読みやすくもあり、内容にも好感を持って読み進められます。
本文50頁弱というすぐに読める分量のものですが、「脱原発」、「再生可能エネルギーへの転換」について、とてもすっきりとうまくまとめられています。
ですから、もっと詳しく述べて欲しい、より一層の充実を望みたいという部分もありますが、それには次の1冊を自身で探しましょう。「わかる、使える〈はじめの1冊〉」というのが当ブックレットシリーズの謳い文句ですから、その点では充分でしょう。
日本の原子力政策に関しては、市民エネルギー研究所(文責 安藤多恵子 氏)による10頁程の解説が付されていますが、本文に比して感情的かと思います。内容的に妥当なものであってもマイナスに作用します。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 八王子狭間タウンズシニア トップ1000レビュアー
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福島原発の事故に反応したかのように、イタリアやドイツは自国の原子力発電政策を変更
させた。
あの事故以来、日本では政治的な脱原発の方向が定まらないに、ヨーロッパの国々が、
どうして脱原発の決断をしたのか、そのわけを知りたかった。
すでに古代ローマ時代に建国していたドイツと、まだそのころ散発的に暮らしていた、
文明の歴史の違いなのかと。

本書には、ドイツの電力事情、エネルギー政策、政治状況など具体的な解説を含んでいて
参考になる。また、第2次大戦と冷戦の経験をふまえて、ドイツ人が平和を最重要視して
いること(脱原爆)、チェルノブイリ事故によって大きな被害を受けた経験から、脱原発を
綱領とする政党が生まれたこと、こういう背景のもとで、福島の事故が、人々に社会の将来を
選択する教訓として受け止められたことが、明快に書かれている。
(もともと、立教大学での講演)

また首相の諮問機関に原子力倫理委員会がある、というのも驚きだった。日本でも臓器移植に
関する倫理規定があり、科学技術的に可能なことでも、人間の倫理のフィルタを通して実施
することになっているが、原発が技術的に可能だとしても、人間にとって、社会の将来にとって、
導入すべきかどうかが、倫理的に問われることは、日本ではないようである。

ドイツ人である著者には、日本が原爆を受けた経験をもちながら、どうしても原発を持って
いるわけが理解できないと書いている。
ドイツ人は、持続可能な社会をつくるという理想を持っている、という。
そして、日本では企業が利益を追求する力が非常に強く、理想の力を弱めているのではないか、
と著者は言っている。
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