自分は今迄出版されたほとんど全ての「と学会」の本を購入し読み耽っていた者である。この{X}に関しては相当な違和感を感じるのだ。とにかく「怒る」もう「罵る」「罵倒する」真正面から幹竹割り有り 上段から据え物斬り有り。叫声を上げながらトンボで突っ込んでくる。あれ?と学会ってそういうスタンスだっけ?からかっていた筈の太田竜みたい。もしかしてトンデモ本の定義が違うんじゃないか?と。目次で確認したが全20項目中14項目(=70%)を山本弘氏が書いている。これがまあ昔の長屋のご隠居の様に怒る。とにかく怒る。怒る気分も解るし、どちらが正しいかって勿論分かっているけど正しい事を大上段から戉を振り下ろすが如く切って捨てるのなら他の著者の書籍を買う。「と学会」って二捻り位捻っておいて下段から切り上げるスタンスじゃなかったっけ?志水一夫 氏が帰幽されて集団としての「と学会」は終わってしまったのか?自分は仕事柄「そーか」じゃない「学会」には色々と名を連ねているが、メンバーが学会誌の論文の70%を書いていたら その学会は変な集団だと思うだろう。残る30%だが皆神さん1つ、原田さん1つ、唐沢さん一つ。寶来さん2つ。である。藤倉珊や永瀬さん、開田御夫婦、気楽院氏、稗田さん等々多士済々だった「と学会」はどうしちゃったんだろう?「岡田斗司夫」「植木不等式」「鶴岡法斎」のお三方が抜けたのって深い理由でも有ったのだろうか?等と いらん事を想像してしまう。実は、この「X」を読んでいて、今迄の「と学会」の書籍の中で「最もつまらない中身」だと感じた。我々は1480円を支払って1036円分の山本弘氏の単なる読後の罵倒に付き合わねばいけないのか。と学会って彼の私物なのか?周囲のメンバーは この本を「と学会」の本として出版する事を了承したのか? 集団としての「と学会」の限界が見えたのか それとも新メンバーが入るに入れず淀んでしまって新しい視点・視座が無くなったのか。もしかすると彼らが書いていた、「昔有ったUFOを呼んじゃう集団」とかのように「煮詰まった」「閉塞的」な集まりに堕してしまったのだろうか。こんな本を買うなら古書店で100円均一の本を漁って、自分で思う存分罵倒して笑い倒し 遊んだほうが精神的に健全でいられる。それに気持ちの良い罵倒を読みたいなら「筒井康隆」氏の著書を読む。
まだ会が修復可能なら新しい会員を(新しい血を)入れて活性化しないと「と学会」がつぶれるのではないだろうか? 読後感は「もうただ疲れる。お腹いっぱい」の本であった。