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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
思い通りにならなかった未来,
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レビュー対象商品: トワイライト (単行本)
母校の長山西小学校の廃校が決まり、校庭に眠るタイムカプセルを開けるために集まった同窓生。タイムカプセルを埋める時は輝かしい未来があるはずだった。しかしそうはならなかった。男女のクラス1の優等生、ガキ大将でヒーロー、クラス1の人気者の4人が26年ぶりに再開するところからこの物語は始まります。重松さんのエッセイを読むと「世の中は自分の思い通りにはならない。」の下りが何度も出てきます。この物語もその思い通りにならない未来が存分に描かれています。 ラストは重松流の「ハッピーエンドではないけど一筋の光!が射す。」で、毎度おなじみの手法ですが、同じように泣かされました。 ちなみにこの物語を読むと、みんな未来の自分に手紙を書いてみたくなったり、タイムカプセルを埋めたくなるみたいです。この作品が名作の証ではないでしょうか。
17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
夢が破れても、それでも、オイラたちは生きていく,
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レビュー対象商品: トワイライト (文春文庫) (文庫)
何度も涙が溢れた。未来はいつか、「今」になる。しかしそれは一度夢みたような輝くものでは無くて時に苦いものとして在る。 夢が今の現実でなくても人は何とか折り合いをつけて生き続けなければならない。 そしてこれは、人生の哀しさでも辛さでもない。そんな子供のような被害者意識を持つには、人生は複雑に過ぎる。 それをあえて言うなら、やりきれなさ、だ。 あの半ズボンをはいていた頃の自分には決して分らなかったであろう感情。そこにはハリウッド映画のような、分りやすい善も悪も、ハッピーエンドも出てこない。 ただ、それに向き合うか、逃げるか、のどちらかしかない。 子供の頃には、苦しくて泣けば、誰かが来てくれたかもしれない。 でも大人になった今、ドラえもんはどこにもいないのだ。 それでも僕らは、その、やりきれなさ、に向き合っていく。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
40歳前後の人にお勧め!!,
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レビュー対象商品: トワイライト (文春文庫) (文庫)
40歳を目前にした、かつて6年3組の同級生だった、いま、39歳の大人たちが、傷ついたり傷つけたり、 助けたり助けられたり、泣いたり笑ったりしながら紡ぐ長編小説。 舞台は2001年の夏。 かつて6年生だった彼らは、皆で埋めたタイムカプセルを開けるために集まる。 物語はそこから始まる。 重松清らしい平易な文章と巧みな表現で描き出される登場人物の心。 主人公たちと年齢が近いせいか、自分に重ねて考えることが多かった。 って、あれ……。 俺、もうすぐ40歳になっちゃうのね!! 主人公の一人、克也は大阪万博に未来を夢見ていた少年だった。 クラスでは勉強ができる方で、あだ名は「のび太」。 大人になった克也は、身長が180センチ近くになり、 メガネからコンタクトレンズにかえて、のび太の面影はない。 俺は、小学校4年生の時に筑波万博に行って暑さに打ちひしがれた。 東京の叔父の家に着いたその日、御巣鷹山に日航機が落ちた。 クラスでは運動が苦手な方で、だから、克也と自分とが重なった。 とはいえ、克也は結婚して小学4年生の息子がいて、俺は独身。 克也は企業に就職してリストラされそうで、俺は企業を辞めて精神科医。 そういう部分では、完全に一致しているわけではない。 ところが、である。 その他の主人公級の登場人物たちと、それぞれ少しずつ重なる部分があるのだ。 39歳で独身の人もいるし、同級生同士で恋愛した人もいる。 まるで、自分の数年後を見ているかのようだ。 今現在、40歳前後の人にはお勧め。 自分も、もう少し自分の家庭について考えないといけないな。 そんな気になった一冊。
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