製作費約100億円の“ハリウッド超大作”のはずなのに、こんなにブラックかつアカデミー協会も含めた映画業界をコケにしまくって、ベンはじめ主要出演者はこれから“生きていける”のだろうか? ・・・そう思わずにはいられないほど・・・痛快です、ハッキリ言って。
たいして予習せずに観たせいもあってか、導入部分ではギャグのテンションについていけず、“失敗したかな・・?”。しかし、一念発起した監督が主役達、爆破係(パイロ担当ですね)、そして“原作者”を連れてヘリでジャングルに入っていくシーンから、一気にテンションも、ブラックさとお馬鹿さ加減も一緒にボルテージが上がります。あとは、ほとんどジェットコースターに乗ったようなもの。
パロディーは多いですが、元映画を知らなくても充分笑えます。これ見よがしのスローモーションや演技、妙な間やクローズアップなどがあったら、まず何かをおちょくっていると考えていいはず。また、愛国心や人間性・愛情といった、いじったらアブナそうなテーマも、“やって”しまいます。これには好き嫌いが分かれるかもしれませんが、平気ならより深くこの映画の“深部”に入れるでしょう(・・・?)。
演技陣では、やはりロバート・ダウニー・Jrがスゴイ。“人格の境界線”をひょいひょい飛んで瞬時に別人になるようで、「アブナイな〜」。次に、誰が演じているのか最初は本当に気付かなかった“大物プロデユーサー”、演技は嬉々・・いや、鬼気迫ります。“開き直ったら人間は強い”と思わずにはいられません。当然、主役のベンはすばらしい。僕の趣味では、彼の最高傑作のひとつになったのではないかと思います。