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トリプルA 小説 格付会社(下)
 
 

トリプルA 小説 格付会社(下) [単行本]

黒木亮
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

もはや投資家は格付を必要としない
毒入りの資産に「AAA」という魔法の粉をふりかけ、まやかしの黄金に仕立てる――。
資本市場のお目付役から、利潤追求に血道を上げるディールメーカーへと変貌し、破局への道を進んでいった格付会社の蹉跌を描く、迫力のリアルフィクション!

内容(「BOOK」データベースより)

もはや投資家は格付を必要としない。毒入りの資産に「AAA」という魔法の粉をふりかけ、まやかしの黄金に仕立てる―。資本市場のお目付役から、利潤追求に血道を上げるディールメーカーへと変貌し、破局への道を進んでいった格付会社の蹉跌を描く、迫力のリアルフィクション。

登録情報

  • 単行本: 348ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2010/5/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4822247902
  • ISBN-13: 978-4822247904
  • 発売日: 2010/5/27
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 108,839位 (本のベストセラーを見る)
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By だん
形式:単行本
日本に進出した格付会社は市場において影響力を高めていく。一方で、収益性デリバティブ商品には、制度のなかのひずみを利用してリスク資産により高い安定性を表す格付を付与していく。

その過程はミステリーの犯行現場を見ているようで、実体経済の動きをこれほどドラマチックに描けるものなのだと感心した。時間をおしんで一気に読み終えた。エンターテイメントとしてとても楽しめ、かつ金融知識を得られ、読後の満足度も高かった。

また、単に金融の世界だけではなく、それぞれの登場人物が、ある者は金融関係とはまったく異なる世界へ転職し、権勢を誇った人物が退場したり、復活したりするなど、個人のキャリア、生き方という点でも多面的に描いているので読み応えがあった。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
上巻を1980年半ばバブル時期から1997年の日本金融危機に割いた後、ようやく下巻の半ばごろから近年のサブプライム関連危機の話へ移る。上下巻を使って1980年代年から2008年の危機までを描いているため、広く浅く的な感じで、各事象の背景描写が手薄になっている。

個人的には、エンロン事件を詳細に書いた「青い蜃気楼」やペリグリン事件の「アジアの隼」などのように、近年のイベントを深く掘り下げて調査した内容を期待していたので、CDSやMBSを複雑な金融商品化したサブプライムローン危機の全貌ににもっと重点を置いて詳しく書いて欲しかった。この点は期待外れで、多少残念な感想が残った。

とはいえ、各付け会社の内部の人間模様を描いた点では大変興味深かった。近年の金融工学商品バブルの渦中で必要以上に高格付けされた商品に異議を主張し会社を去った人々。恐らく実在したのであろう。良心の呵責との戦いであったろう。

金融や経済危機下では格付け会社の動向が注目され直接的な影響を与えることが実際に起こるが、このストーリーからは格付け機関も所詮は人間のなす業であり、そこに存在する様々な思惑が格付けを左右し、最終的には投資家に伝わる情報の正確さを左右する様子が見て取れる。何事も絶対的なものなど存在しないものである。世の浮き立った風潮に押し流されることなく、自分が信じないもの・理解できないものには手を出すべきではないという投資家としての初心をもう一度確認させられるものである。
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形式:単行本
リーマンショック前夜、日本国債の格付け低下の時代に政府が格付け会社に反論を試みたエピソードが盛り込まれている。塩爺が大阪弁で、格付け低下されたらG8の財務大臣会議に恥ずかしくて出られないと語るあたりの模写が秀逸。格付け会社は一体誰のために働いていたのかという問いかけは現在でも有効。
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