内容紹介
円谷プロダクション制作の往年の人気特撮ドラマがニュープリント、
レストア作業を経て初DVD化!
<解説>
『トリプルファイター』は、1972年7月~12月まで、月曜から金曜の夕方の時間帯に毎日10分間、放映されていた特撮ヒーロー番組である。製作は、それまで『ウルトラマン』シリーズなどの巨大ヒーロー作品を主に手掛けてきた円谷プロダクション。この企画が成立した背景には、世の中を席巻していた"変身ブーム"があった。その中心的存在だったのが『仮面ライダー』。等身大のヒーローと怪人の魅力、さらにオートバイアクションなどを採り入れた展開のスピーディーさが当時の児童層に強くアピールしたわけである。
そこで、テレビ特撮の雄・円谷プロが、本格的に"変身ブーム"の流れを意識した等身大ヒーロー作品を製作することになったのだ。しかし、そこは常にパイオニアたる円谷プロ。単なる『仮面ライダー』の亜流ではなく、随所に新機軸を採り入れた企画を立案し、この"ヒーロー戦国時代"とでも言うべき時代に殴り込みをかけたのであった。その新機軸とは--
1:主人公の三兄妹が全員、ヒーローに変身すること(しかも、うち一人は女性)
2:その三人ヒーローが合体し、最強のヒーローへと二段変身すること
3:週一回の放送でなく、五日間で一話が完結する帯番組であること
主なものを挙げると、上記の三つであろう。このうち3:は、1970年から翌71年にかけて『ウルトラファイト』をヒットさせ、『ウルトラマン』シリーズ復活への足掛かりとした円谷プロならではの発想と言えるだろう。ゴールデンタイムの番組と異なり、どうしても夕方の帯番組となると「低予算」に代表される諸条件の厳しさが付きまとうが、ほとんど「予算」なるものが存在しなかったといわれる『ウルトラファイト』を経験している円谷スタッフは、この『トリプルファイター』をなんと宇宙規模のストーリーと設定し、これを成立させてしまったのだから恐れ入る。勿論、現在の目で見れば、画面の端々から苦しい部分が漂ってくるのだが、だからこそ、当時のスタッフ陣の工夫の跡が浮き彫りになるのも、また事実なのだ。どのようにして"トリプルファイター"は銀河連邦の守護神となり得たのか--改めて、本作品を目を凝らして観ていただきたいと思う。
そして、本作品の企画における白眉が、1:&2:の要素であろう。すでに『ウルトラマン』シリーズや『仮面ライダー』で実現していた"ヒーローの共演"。これが毎回観られたら……? やがて『仮面ライダー』の延長線上に『秘密戦隊ゴレンジャー』が誕生し、以降"スーパー戦隊"は現在までに30作を数える人気シリーズへと成長していったのだが、『ゴレンジャー』から遡ること3年前に、"色分け"する集団ヒーローは円谷プロによって生み出されていたのである。"スーパー戦隊"では第3作『バトルフィーバーJ』以降、等身大戦の後に5人のメンバーが巨大ロボに乗り込んで戦うというパターンが確立されたが、『トリプルファイター』における2:の要素などは、このパターンをも先取りしていたと言えるのではないだろうか。残念ながら本作品は半年で終了し、特にシリーズ化などの継続的な展開は実現しなかったが、その企画の先進性や特殊性は、間違いなく後の特撮ヒーロー番組に影響を与えていた。
その他にも、観るべき点は数多い。『仮面ライダー』のオートバイに対してこちらは車だとばかり、毎回のように繰り返されたカーアクション。また、五日分のドラマの合計尺が30分番組のそれを上回るため、シリーズが進むにつれて、ドラマ性が豊かになってきたことも特筆しておきたい。
<ストーリー>
宇宙の支配者、悪の星デビルは銀河連邦M星を破壊した。今、デビル星は地球を侵略しようと魔の使者デーモンを地球に派遣した。そして、デーモンの指揮によって地球侵略作戦が開始された。デーモン第一の使者ダークマンの使命は、早瀬兄妹の殺害であった。早瀬兄妹は、M星の数少ない生存者で、父に与えられた超能力によって、レッドファイター、グリーンファイター、オレンジファイターに変身、さらに3人が合体変身すると、無敵の超人トリプルファイターになる。
デーモンのために故郷の惑星を失った宇宙人は地球に来てSAT(スペースアタックチーム)を結成、早瀬兄妹はSAT日本支部のメンバーなのだ。
<キャスト>
早瀬哲夫/滝沢浩
早瀬勇二/小野川公三郎
早瀬ユリ/笛真弓
大野あつし/石井秀人
トリプルファイター/吉中正一
グリーンファイター/萩原紀
レッドファイター/戸知章二
オレンジファイター/車邦秀
ブルコン(声)/辻しげる、石山克己
<スタッフ>
プロデューサー/円谷粲、清水武(円谷エンタープライズ)
撮影/関口政雄
照明/松丸善明
美術/安田邦宣
効果/小森護雄
編集/武田うめ
殺陣/高倉英二、宇仁貫三
制作主任/佐山彰二
制作担当/高山篤
助監督/林洋一、笠倉隆
音楽/宮内国郎
<放送データ>
放送開始/1972年7月3日
放送終了/1972年12月29日
放送形式/16m/m、1回10分、1週1話完結、全26話
放送局/TBS系
放送時間/毎週月曜日~金曜日、午後5時30分~5時40分
制作/円谷プロダクション
<特典>
●オールカラー36Pブックレット
●梶田達二描き下ろしイラストデジパック
●トリプルファイターキャラクターカード36種封入
●特典映像:スタッフ座談会(予定)
●幻のブルマァクCM収録
●ピクチャーレーベル仕様
<商品概要>
全26話収録/約820分+特典約30分/カラー/モノラル/4:3 /片面・二層/ドルビーデジタル5.1chサラウンド音声収録
(C)1972円谷プロ
レストア作業を経て初DVD化!
<解説>
『トリプルファイター』は、1972年7月~12月まで、月曜から金曜の夕方の時間帯に毎日10分間、放映されていた特撮ヒーロー番組である。製作は、それまで『ウルトラマン』シリーズなどの巨大ヒーロー作品を主に手掛けてきた円谷プロダクション。この企画が成立した背景には、世の中を席巻していた"変身ブーム"があった。その中心的存在だったのが『仮面ライダー』。等身大のヒーローと怪人の魅力、さらにオートバイアクションなどを採り入れた展開のスピーディーさが当時の児童層に強くアピールしたわけである。
そこで、テレビ特撮の雄・円谷プロが、本格的に"変身ブーム"の流れを意識した等身大ヒーロー作品を製作することになったのだ。しかし、そこは常にパイオニアたる円谷プロ。単なる『仮面ライダー』の亜流ではなく、随所に新機軸を採り入れた企画を立案し、この"ヒーロー戦国時代"とでも言うべき時代に殴り込みをかけたのであった。その新機軸とは--
1:主人公の三兄妹が全員、ヒーローに変身すること(しかも、うち一人は女性)
2:その三人ヒーローが合体し、最強のヒーローへと二段変身すること
3:週一回の放送でなく、五日間で一話が完結する帯番組であること
主なものを挙げると、上記の三つであろう。このうち3:は、1970年から翌71年にかけて『ウルトラファイト』をヒットさせ、『ウルトラマン』シリーズ復活への足掛かりとした円谷プロならではの発想と言えるだろう。ゴールデンタイムの番組と異なり、どうしても夕方の帯番組となると「低予算」に代表される諸条件の厳しさが付きまとうが、ほとんど「予算」なるものが存在しなかったといわれる『ウルトラファイト』を経験している円谷スタッフは、この『トリプルファイター』をなんと宇宙規模のストーリーと設定し、これを成立させてしまったのだから恐れ入る。勿論、現在の目で見れば、画面の端々から苦しい部分が漂ってくるのだが、だからこそ、当時のスタッフ陣の工夫の跡が浮き彫りになるのも、また事実なのだ。どのようにして"トリプルファイター"は銀河連邦の守護神となり得たのか--改めて、本作品を目を凝らして観ていただきたいと思う。
そして、本作品の企画における白眉が、1:&2:の要素であろう。すでに『ウルトラマン』シリーズや『仮面ライダー』で実現していた"ヒーローの共演"。これが毎回観られたら……? やがて『仮面ライダー』の延長線上に『秘密戦隊ゴレンジャー』が誕生し、以降"スーパー戦隊"は現在までに30作を数える人気シリーズへと成長していったのだが、『ゴレンジャー』から遡ること3年前に、"色分け"する集団ヒーローは円谷プロによって生み出されていたのである。"スーパー戦隊"では第3作『バトルフィーバーJ』以降、等身大戦の後に5人のメンバーが巨大ロボに乗り込んで戦うというパターンが確立されたが、『トリプルファイター』における2:の要素などは、このパターンをも先取りしていたと言えるのではないだろうか。残念ながら本作品は半年で終了し、特にシリーズ化などの継続的な展開は実現しなかったが、その企画の先進性や特殊性は、間違いなく後の特撮ヒーロー番組に影響を与えていた。
その他にも、観るべき点は数多い。『仮面ライダー』のオートバイに対してこちらは車だとばかり、毎回のように繰り返されたカーアクション。また、五日分のドラマの合計尺が30分番組のそれを上回るため、シリーズが進むにつれて、ドラマ性が豊かになってきたことも特筆しておきたい。
<ストーリー>
宇宙の支配者、悪の星デビルは銀河連邦M星を破壊した。今、デビル星は地球を侵略しようと魔の使者デーモンを地球に派遣した。そして、デーモンの指揮によって地球侵略作戦が開始された。デーモン第一の使者ダークマンの使命は、早瀬兄妹の殺害であった。早瀬兄妹は、M星の数少ない生存者で、父に与えられた超能力によって、レッドファイター、グリーンファイター、オレンジファイターに変身、さらに3人が合体変身すると、無敵の超人トリプルファイターになる。
デーモンのために故郷の惑星を失った宇宙人は地球に来てSAT(スペースアタックチーム)を結成、早瀬兄妹はSAT日本支部のメンバーなのだ。
<キャスト>
早瀬哲夫/滝沢浩
早瀬勇二/小野川公三郎
早瀬ユリ/笛真弓
大野あつし/石井秀人
トリプルファイター/吉中正一
グリーンファイター/萩原紀
レッドファイター/戸知章二
オレンジファイター/車邦秀
ブルコン(声)/辻しげる、石山克己
<スタッフ>
プロデューサー/円谷粲、清水武(円谷エンタープライズ)
撮影/関口政雄
照明/松丸善明
美術/安田邦宣
効果/小森護雄
編集/武田うめ
殺陣/高倉英二、宇仁貫三
制作主任/佐山彰二
制作担当/高山篤
助監督/林洋一、笠倉隆
音楽/宮内国郎
<放送データ>
放送開始/1972年7月3日
放送終了/1972年12月29日
放送形式/16m/m、1回10分、1週1話完結、全26話
放送局/TBS系
放送時間/毎週月曜日~金曜日、午後5時30分~5時40分
制作/円谷プロダクション
<特典>
●オールカラー36Pブックレット
●梶田達二描き下ろしイラストデジパック
●トリプルファイターキャラクターカード36種封入
●特典映像:スタッフ座談会(予定)
●幻のブルマァクCM収録
●ピクチャーレーベル仕様
<商品概要>
全26話収録/約820分+特典約30分/カラー/モノラル/4:3 /片面・二層/ドルビーデジタル5.1chサラウンド音声収録
(C)1972円谷プロ
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1972年7月から12月にわたってオンエアされた、円谷プロ製作による特撮ヒーロー・シリーズ「トリプルファイター」の最大の特徴は、1つのエピソードを月曜から金曜までの5日間にわたって、10分間ずつオンエアするというその放映スタイルだ。年少の視聴者を意識すれば、毎回派手なアクション・シーンを見せて次回に期待をつなげるとことが常道だろう。事実「トリプルファイター」の、シリーズ前半エピソードでは、オンエア1回分=10分間のうちのほとんどが、地球征服を企むデーモンたちと、それに対抗するSATメンバーとの戦いだけに費やされているケースが少なくない。ところが、中盤以降のエピソードを見ると、そうしたパターンを維持しながらも、キャラクターひとりひとりの感情や心理を表現しようという、そんな意気込みが感じられるエピソードが続出する。残念ながらそのすべてが成功したとは言い難いのだが、新しいフォーマット、等身大、そして自動車やバイクを多用したアクションと、これまでの円谷プロ作品とは異なった環境の中で、制作陣は様々なチャレンジを試みたシリーズであることが伝わってくる。この志が継承されなかったことが残念でならない。
映像特典である「決戦は金曜日!栄光のファイター」は、制作関係者が2007年の時点で「トリプルファイター」を振り返るインタヴュー構成の作品だが、スポンサーであった玩具メーカーの証言なども折り込んでいるあたりが興味深い。(斉藤守彦)
映像特典である「決戦は金曜日!栄光のファイター」は、制作関係者が2007年の時点で「トリプルファイター」を振り返るインタヴュー構成の作品だが、スポンサーであった玩具メーカーの証言なども折り込んでいるあたりが興味深い。(斉藤守彦)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
円谷プロ製作による往年の人気特撮ドラマが初DVD化。宇宙の支配者・デビル星に故郷の惑星を破壊された早瀬三兄弟が地球防衛に立ち上がる。3人の変身ヒーローがさらに合体して変身を遂げるという“2段変身”の草分け的作品。全26話を収録した9枚組BOX。
内容(「Oricon」データベースより)
1972年7月から12月までTBS系で放送された、円谷プロダクション製作の特撮テレビ番組「トリプルファイター」の9枚組DVD-BOX作品。