主人公は地球うまれの14歳。
生物学者の父とともに乗った宇宙船の事故により惑星に不時着、
テラ連邦からの助けを待つも不可能と知り、渡り鳥たちの体内磁石に頼って
旅をしながら成長していく。
その蒼い「トリノホシ」の名は「コニウス・ブルー」・・
まあこのへんの設定に色んな意味で、
ぴっと反応した方は買っちゃっても損はないと思います。
世界観も爽やかで、キャラ達もとにかく魅力的。
シナリオや会話にも最近のゲームとは思えない深みがあり、
恐らくゲーム史上で「隠れた名作」扱いになるのは間違いないポジション。
特にベストEDであるAルートをやり遂げた時は、もう涙ボロボロ、膝ガクガクものの感動でした。
何故この星で鳥たちがもの凄い進化を遂げて、どこへ「飛び立とうと」しているのか、
など全シナリオを通して見ないと判らない逸話も隠されています。
だが・・・
しかし・・
とにかく慣れるまではムズいッ!!
パッケージの可愛さに惹かれて買うとエラい目に遭います。
何度諦めそうになったことか・・
そしてかなり根気のいる、難しいフリーイベントこそ名シーンだったりと
システム面での「このくらい解けるだろ」という傲慢ともとれるほどの
不親切さが、シナリオの素晴らしさを削減してしまっている結果になるのがとても残念。
難易度設定ができないのがつくづく欠点。
ただし、マリオすらクリアできないようなアクション苦手な女性プレイヤーの私でも、
諦めずにコツコツ練習して、慣れればちゃんとズルをせずとも全てのEDを見ることができる程のレベルです。
2週目以降は引き継ぎでかなりラクになります。
そこまで時間も根気もないや、という方には全くお勧めできませんし、
万人&ライトゲーマー向けとは決して言えず、どっちかというとディープ&マニア向け。
けれど、しっかりしたシナリオの、きちんと感動できるゲームをお探しの方、
隠れた名作&マイナー良ゲーマニアを自負する方は必須プレイの良作です。