登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
普通じゃない,
By 理系の文系 (東京都江東区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: トリップ (光文社文庫) (文庫)
普通でない人達の連作短編小説.駆け落ち失敗少女,ヤク中主婦,ストーカー青年etcetc.これだけの面子を集めて何が起こるのかといえばこれといった事件は特になく,淡々と物語は進んでいく.明確な結末は示されず,奇蹟による救済も起こらない.おそらくこの語の彼らの人生もろくなものではないんだろうことは容易に想像できる. それでも登場人物たちが希望を見出せているのが凄い所だ.分かりやすい物である所か万人に共通するようなものでは決してない.それでも彼らは希望を見出している.冒頭に「普通でない」とは書いたものの,多くの人達は大なり小なり彼らと何も変わらないのかもしれない・・・
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ありそうでないような,
By
レビュー対象商品: トリップ (単行本)
ある町を舞台に、そこに住む女子高生・主婦・フリーター・商店の奥さん...などなど各章ごとに主人公が変わる連作短編スタイル。別の章で主人公だった人がほかの章ではちらっと出てきたり、微妙にシンクロしているのがおもしろい。「次は誰が出てくるだろう」という期待もあり、楽しめます。主人公たちの状況も、私たちの現実にありそうでなさそうなかんじ。この絶妙さが読みやすかったのかも?10人の主人公がいますが、一人くらいは自分と似ている人を見つけられると思います。 角田さんは最近読むようになった作家で、これがまだ二冊目です。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ここではない自分の居場所,
By
レビュー対象商品: トリップ (光文社文庫) (文庫)
ある町を舞台にして幾人もの男女が織り成す日々を淡々と綴っている印象。 どの人間にもそれぞれの歴史があり、 そして日々の生活がある。 でも、それが本来の自分の居場所なのか?と聞かれると 素直に「そうだ」と答え切れない人たちを描いた連作短編集。 いたるところで登場人物たちが少しずつリンクしていて なるほど、と思わせる反面、 いや、同じ町にこうも人生のバランスを壊しそうになっている 人たちが集まるか?とも思える。 でも、そうなんだろうな。 みんな、本当の居場所を求めつつ、でもそれができずに もがきながら、そして何とか道を踏み外さないように 生きている。 すごくリアルな感じの話でした。 みんな、今いる場所に違和感を感じつつ、 でも、そこに居ざるを得ない、 そんな焦燥にも似た気持ちを感じながら 日々を過ごしているのではないか? 人間の奥に潜む想いを体感できた一冊です。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|