イングランドの小国に育ったトリスタンは幼少期敵国アイルランドに両親を殺され、彼を助けてくれたマーク王の下勇敢な騎士として育つ。一方イゾルデはアイルランドの王女、瀕死で岸に流れ着いたトリスタンを看病するうち2人は深い愛に落ちる。敵国通し結ばれないと一旦別れるものの、次にお互いが出会ったのは同盟のため王女を賭けた武術大会でトリスタンが優勝した時だった。
世話になったマーク王のため、アイルランドとの平和のために戦ったトリスタンはそれにより最愛の人が自分の一番忠誠をささげる王と結婚するのを見ることになる。幸せそうな2人を影から見つめるトリスタンが切ない。愛と忠誠の板ばさみで苦しむトリスタン、台詞は少ないが言葉は無くともその演技が見るものを締め付ける。トリスタン演じるジェームズ・フランコが素晴らしく、他の凡庸な役者では決して表現出来ない高度な役作りに感動します。
実際の伝説とはだいぶ違う話になっていますが、現代風にアレンジされていたことで日本人でもすんなり受け入れられる内容になっていたのが良かったです。イゾルデの母親の事や2人を結びつける媚薬は出てきません。元の話を知らない方が純粋に楽しめるような気がします。