一般的な知識では、神経が圧迫されて痛みが起こると理解している人が殆どで、私もそう思い込んでいたが、本書を読んで、ストレス発生による交感神経の緊張が血管収縮を起こし、血液の流れを悪くし、酸素欠乏となった結果、発痛物質が産生され、痛みを感じるとのサイクルであり、神経症状ではなく、筋肉痙攣症状だと知った。
筋肉の微小損傷から筋硬結、トリガーポイントへの移行、治療方法の説明も分かりやすい。
どこに行っても治らず、痛みを抱える患者は、著者の石川県小松市にある病院まで行くのだろうが、できるならば同様の治療を近くで受けたいと思っているはずで、技術の確かな他の病院も記載して欲しかったし、治療費例についても触れて欲しかった。
それと、予防について、「姿勢を正して軽い体操をくり返して行うこと」としか書かれていないのは親切みに欠ける。
痛みが出てから本書を手に取る読者も、違和感の状態や、症状がなくとも読む読者、症状が治まった以後の読者もいることを思えば、予防法は必須であり、それに力を入れねば、再発もあるのではないかと思ったので、☆1ヶ減点したが、現在痛みで悩んでる読者にとっては、目が覚めるような本だろう。