叶恭子が、自身の愛とお金とセックスについて書いた自伝的エッセイ。
というか、スケールの大きな自慢話し。
どこまでが真実かはわかりませんが、少なくともそのぶっ飛んだ価値
観で一般人を(色んな意味で)驚かすことには成功しています。
女優が色んな役柄を演じるアーティテストだとすれば、叶恭子もまた
「叶恭子」という役柄を演じているアーティストなのかもしれないと、
ふと思いました。
普通の女優は、監督の「カット!」の声で、物語の世界から現実に
立ち返ることができるけれど、「カット!」の声も掛からずに、永遠に
「叶恭子」という役柄を演じ続けなければならない彼女の生き方には、
羨望よりもむしろ哀切を感じてしまう自分がいます。
現代女性の究極の夢の体現者「叶恭子」が、この先どんなファンタジー
で観客を楽しませてくれるのか。悲劇的な結末ではない、ハッピーエンド
を、是非とも期待しています。