放送大学の「社会技術概論」を受講してこの分野にとても興味を持って小林先生の本を読ませていただきました。少し前に話題になった「若者の理科離れ」とは別に「一般市民が科学技術に対する興味・関心を持つことの意義」について考えさせてくれる1冊です。現代社会は理科の知識がないことだけが問題なのではなく、科学技術に関わらずに生きてはいけないこと、知識がないから決められません、わかりません、という考えでは一般市民にとって最終的に重い現実、時には悲惨な現実を足元から受けかねないのだと強く共鳴をしました。小林先生は「科学技術のシビリアンコントロール」という提唱をされていますが、ナルホドと思いました。
単に「文系と理系の乖離が問題」くらいしか私は知識としてなかったのですが、科学技術コミュニケーションという新しい分野があることを知って、単に授業を聞きました、だけではなく実際に何らかの形でこういう活動に関わっていけたらいいなあと思いました。
単に「そうかー」と頷いて閉じる本ではなく、読後大いに考えさせられる一冊です。お勧めです。