今更ながらジェイソン・ステーサムが本当にカッコいい。
鋼の肉体をタイトなスーツに包み、神業のごときドライビングテクニックで窮地難敵をかわしつつ淡々と仕事をこなすプロフェッショナルな運送業者。
ゴツい見た目に似合わぬ甲高い神経質そうな声(ロンドン子訛りはご愛嬌)、ストイックでジェントルマンなお行儀のよさとこのキレのいいアクションとの組み合わせはなぜかとってもセクスィー。
迫力満点、とかやたら派手っていうのはこれまでたくさんあったけどここまでシャープで端正なバトルアクションには初めてお目にかかった。戦闘というよりまるで舞踏。
さすがは元オリンピック・アスリート。体のキレがちがいます。そしてこのちっとも汗くさくないタイトなアクションに軽いノリのヒップポップがまた合うんだな。
これまで、ガイ・リッチーの「ロック、ストック&2スモーキングバレルス」と「スナッチ」
のなかのどっちかっていうと3の線のジェイソン・ステーサムしか知らなかった私にはある意味期待を裏切る二枚目への変身ぶりなのだが、クールな物腰のシブいこと。
頭を使わずサラっと見れて、バトル以外の部分も充分楽しめるので、アクション好きの男性諸氏よりもむしろ「近頃辛口の男が少ない」とお嘆きの諸姉におススメかも。