60年代に一世を風靡したバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの中心的な人物であったルー・リードのソロ2作目『トランスフォーマー』。
72年発表の本作は、同じくこの年に発表されたデヴィッド・ボウイの名作『ジギー・スターダスト』同様グラム・ロックを代表する作品でもあります。また、このアルバムではデヴィッド・ボウイがプロデューサーとしてアレンジなどに関わっています。
きらびやかでゴージャスな「ヴィシャス」で幕を開ける本作は、アコースティックなイントロが印象的な、彼のテーマ・ソング「ワイルド・サイドを歩け」をはじめ、オーケストラ・サウンドがドラマティックで美しいバラード「パーフェクト・デイ」、ストレートなロック・ナンバー「ハンギン・ラウンド」、ポップでありながら独特な雰囲気を持つ「サテライト・オブ・ラヴ」など名曲揃い。
ちょっと一息つける「ニューヨーク・テレフォン・カンヴァセイション」も面白いです。最後は眠くなるような「グッドナイト・レイディズ」で終わりますが、この曲順もナイスです。ボーナス・トラックの2曲も一聴の価値ありです。
また、今回は紙ジャケット仕様ということですが、E式シングルジャケになっています。金色の部分に少し光沢があるくらいで特別変わった作りにはなっていませんが、個人的には気に入っています。2002年リマスター音源のため、中々音質もいいので、リマスター盤を買っていない方はこの機会に買い換えることをおすすめします。