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トランスナショナル・フィリピン人の民族誌
 
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トランスナショナル・フィリピン人の民族誌 [単行本]

永田 貴聖
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

国境を越えるフィリピン人たちの日常と「戦術」をみる。国境を越えて広がるネットワークのなかで多様な背景をもつフィリピン人たちは、様々な問題にどのように向き合い日常を生きているのか―個人を中心とする民族誌の実践。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

永田 貴聖
1974年生。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科・研究指導助手/神戸市外国語大学他、非常勤講師。専門はトランスナショナル人類学、社会学、マイグレーション・スタディーズ。1997年3月京都学園大学法学部卒業。2008年3月立命館大学大学院博士課程修了(博士・学術)。2007年4月~翌年3月、日本学術振興会特別研究員DC。2008年4月~翌年3月、日本学術振興会特別研究員PD(京都大学社会学研究室)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 215ページ
  • 出版社: ナカニシヤ出版 (2011/03)
  • ISBN-10: 4779505291
  • ISBN-13: 978-4779505294
  • 発売日: 2011/03
  • 商品の寸法: 21.2 x 15.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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内容
…集住性をもたない在日フィリピン人を、トランスナショナル・フィリピン人としてとらえ直し、
 彼女たちが編み出す「戦術」を〈日常的な調査実践〉によって明らかにしようとする野心的な試み。

感想
…人類学研究をレビューしながらも〈日常的な調査実践〉の必要性や内実がよくわからなかった。
 個人を中心とした民族誌の必要は理解できるが、〈日常的な調査実践〉がいかなる内実で、
 それがどのようにして既存の方法論と差異化されているのかが判然としない。
 「日常」を実践するということは、たとえば家庭に入り込むのかというと、そうでもないようにも見える。
 彼女たちの「日常」をどのように捉え、議論していくのか、わかりやすいようにもう少し具体化してほしかった。
…それでも、インタビューによって明らかにされていく彼女たちの「戦術」は、躍動的に描かれていてとても充実している。
 見ていて、それ自体がとても面白かった。

疑問
…彼女たちの実践を記述する際に、「構造」に対する視点が十分に意識されているとは言えない。
 彼女たちの「戦術」が、社会構造とのかかわりに対していかなる力を帯びるのかをもう少し議論してほしい。

期待
…国際結婚による定住のプロセスは、他のエスニック・グループにも共通している。
 それがトランスナショナルフィリピン人に固有の「戦術」なのか、今後の研究を筆者に期待したい。
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