率直に申し上げて、危険な思想だと思います。占星術に名を借りて著者の妄想やさまざまな神秘思想を
結びつけただけの書です。まともな占星術の本ではありません。占星術と銘打ちながら多くのページを
オカルト思想、神秘思想の解説に費やしています。これをハイブリッドと言えば聞こえはいいですが、
要するに本来の占星術を歪曲しているにすぎません。月やパランのあまりにも空想的なとらえ方、その他
エーテル体、パワースポット、惑星グリッド等いずれも占星術とは無縁です。神秘思想と占星術を無理やり
ブレンドするのはいかにも不自然です。これをハイブリッドと言うなら「占星術のあだ花」「占星術の奇形児」
と言った方が適切です。解脱のための宗教思想も正しく理解していません。宗教的に言っても邪教の教えです。
低次元のアストラル的存在や心霊的に低い振動のレベルにもっと積極的に関われという著者の主張は実に
危険なカルト思想です。低次元の霊との接触を避けよというのはそれに関わった人々が魔境に落ちてきた
教訓から言われてきていることです。古来より魔術、呪術、邪教に関わった人達が如何に不幸なった事から来る
歴史的教訓とも言えるでしょう。エーテル体の低次元の霊と関わることは主体と客体の新しいグレーゾーンと
著者は言いますが、それは同時に悪魔に魅入られる最初のプロセスでもあります。そのような領域は悪魔の領域です。
そのようにして自己を破壊しないと惑星のよい影響は受けられないという考え方は、危険な新興宗教、カルト教団と
変わりません。私は著者の主張は占星術に名を借りた危険なカルト思想と思います。最近の著者は水晶玉を始め
かなり妖しげな分野ヘ足を踏み込んでおり、彼自身が魔境に陥りつつあるのではないかとさえ疑われます。