著者の以前の三部作はなんだったんだろう?と思う。
冗長で、なにをいいたいのかわからない造語が続き、不親切極まりないと思っていた。
この本では、それが単に長い長い前置きだったことがわかる。トランサーフィンの考え、使い方がコンパクトにわかりやすく語られている。この本でも冗長なところはあるが、以前の本とはまったく違う。全体を見渡しやすい親切な本だ。
そして著者は決して、一連の法則をひとりで思いついたわけじゃなかったことが、この本でわかった。いろんな本を例に出している。(私はむしろ安心した)
私はこういう「成功法則」の本を仕事の関係で多く読むがそれ自体は威張れる話ではないと思っている。
ダイエット本を多数読んで、いろんなダイエットを知っているけど痩せられないのと同じであり、誇れる話ではない。
その類書を多く読む経験をふまえても、もし、この本だけを読んでいたら、間違いなく「引き寄せの法則」の類似商品さ、と誤解したと思う。
冗長な前三作があるからこそ、この本で語られている内容について、著者が浅薄な話をしているのではない。
「振り子」の影響の避け方と「アマルガム」でコーティングされた鏡の話こそが著者の言いたかったことだと理解できた。
ただ、監修者がよくない。末尾にだらだら文章が掲載されているが、なんと!この本の内容すべてに賛同しているのではないと明記してある。
少なくとも監修している限りにおいては、その本の内容を100%納得できていないのであるならば、その本、ひいては著者に対しての裏切り行為だろう。
他人の本にまで己の意見を開陳するのは失礼だ。著者が気の毒である。
出版社は版を改める際に、こういう裏切り監修は外すべきだろう。