まだ十代で比較的若いお子さんの引きこもりで悩まれてる親御さんにはとても意味のある貴重な本だと思います。あとそれほど重症でないトラウマの場合にも有効だと思います。
ただ長期にわたって親子関係が大きくこじれている場合や、子供の側が親に対して怒りや憎しみを長年言えずに溜め込んでいる場合などは、この本にある「トラウマ返し」はある意味とても危険だと感じました。(もっと念入りな対策説明が必要)
ある程度の年齢のいった子供なら、わかったつもりの親が「トラウマ返し」を今か今かと待ち構えていること自体が、親のコントロール下にある様な感じがして、余計にエネルギーを吸い取られるような無力感に襲われかねないと思います。
個人的な考えでは、親子共依存から脱するために、子供の心配よりも親自身が自分の子供時代のトラウマを自覚し回復し世間体を気にしない強い人間になる努力をする方が子供に伝わるモノが多いような気がします。