想像してもらいたいのですが、例えば阪神・淡路大震災で被災した方々のトラウマは簡単に消えるものなのでしょうか。
本書では、トラウマは自分でコントロール可能かのように述べられていますが、本当にそうでしょうか。
自分では、どうすることも出来ないからトラウマなのではないでしょうか。
経験的にも、かなり根深いものがあるというのが真実だと思います。
人生経験豊かな方でも、心の中に、何かしらその人自身、ひっかかるものをもっています。
ポジティブ思考や、体の動きを利用し潜在意識に働きかけることは、従来の自己啓発本での述べられているものと
さほど変わりません。
それらテクニックを利用し、成功のため可能性を広げるということですが、
可能性が無限であるというのは、人間である限りおかしな発想で、地に足を付けた考え方が望まれます。
後半では、心理学におけるコミュニケーション・テクニックの話になり、さらに自分のエネルギーを倍加する水分補給の
話やセントロニン等の話にずれ込んでおります。それらのことは、無用とは思いませんが、何か肩透かしを食らった感があります。