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トラウマの心理学―心の傷と向きあう方法 (NHKライブラリー)
 
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トラウマの心理学―心の傷と向きあう方法 (NHKライブラリー) [単行本]

小西 聖子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

思いもよらぬ犯罪が相次ぐ現在、人の対処能力を超えた圧倒的な出来事によって生じる心の傷、トラウマに人々の関心が集まっている。被害者学を専門とし、長い間犯罪被害者のカウンセリングを行い、援助してきた精神科医が、豊富なケースをもとに、この心の傷と支援の可能性について語る。

内容(「MARC」データベースより)

思いもよらぬ犯罪が相次ぐ現在、心の傷・トラウマが関心を集めている。犯罪被害者のベテランカウンセラーが、豊富なケースをもとに、心の傷と支援の可能性を語る。2000年刊のNHK人間講座のテキストを単行本化。

登録情報

  • 単行本: 221ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2001/09)
  • ISBN-10: 4140841397
  • ISBN-13: 978-4140841396
  • 発売日: 2001/09
  • 商品の寸法: 15.8 x 11.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 135,224位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
本書は、犯罪被害者の援助をしてきた精神科医が心の傷と援助の可能性について述べており、その示唆するものは多い。読み進めるうちに、犯罪の被害者、遺族の心の傷を流行り言葉のような「トラウマ」という言葉を使って表現してはならないような厳粛な気持ちになった。「被害にあったのは自分が悪かったからではないということを知る必要がありますし、被害を受けても自分の価値は変わらないということが、頭ではなく心で理解されることが必要になります」と著者は述べているが、それがどれほど困難であるか想像に難くない。

この本は地震や災害現場にボランティアとしてでかける人だけでなく、トラウマティックな体験をしたと人と日常的に接するような職場の人―ICU(集中治療室)の看護婦、救急隊員、警察官、記者、災害救助の専門家などにも大いに役立つことだろう。多くの援助者がバーンアウト呼ばれる症状に悩まされているというが、著者の次の言葉事前に知っているのといないのでは援助者の心のあり方が全く違ってくるだろう。「知識を持つこと、このような危険があると知ることが大事です。つまり、つらい話を聞いて冷静でいることがむしろ不自然であるということ、それから自分自身が傷ついて、無力な人間であると感じるのは普通のことだということ、それを知るだけでも援助者はかなり楽になります」
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By 寧夢 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 大変読み易くわかりやすい本。NHKの「人間講座」テキストをもとにしているので、説明が丁寧で被害者を取り巻く状況について、具体的に詳しく理解できるように配慮されている。

 コンパクトな内容の中で、PTSDの中で向き合いにくい「性的」な問題(被害者・援助者の立場)についてきちんと触れている事を評価したい。筆者の言うように

 コントローラビリティ…それを自分でコントロールできる感覚を再獲得すること

 セルフ・エフィカシー…自分は世界に対して何かをなし得るという感覚を再獲得すること

 が、PTSDの治療の根底にあるとするならば、現代の心の病の根は日常生活の中に深くはびこっており、前途多難な思いを強く感じた。「心のケア」という言葉を安易に使ってはならないが、その必要性を改めて認識させてくれる良書である。
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形式:単行本
著者は、東京大学、筑波大学卒の臨床心理士、精神科医、医学博士だそうです。私自身は幸運なことに経験がありませんが、世の中には、レイプ、DV(ドメスティック・バイオレンス)、幼児虐待、ストーカー、セクハラなどの性的被害ほか、大地震やテロのような災害によって、心に深いトラウマを負う人たちもいます。本の中では、レイプ、DV,幼児虐待などを体験した被害者が、周りの偏見や無理解のためにどれほど傷を広げさせられるか、ということについても書かれています。偏見の中には、「女性は本当はレイプされて喜んでいる」というものや、「レイプというのは見知らぬ人から襲われるものである」といったものがあるそうです。実際には、夫婦も含めて、顔見知りの犯行が多くても、被害届として警察に持ち込むことが難しいという事情があるのだということです。さらに、被害者が苦しむのは、周りに自分にも責任があったのではないかと見られたり、自分も実際にそう感じてしまう、ということにもあるようです。身近に起こりうる出来事に対し、考えさせられる本でした。
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