前巻に引き続き、三分化された戦いが本格化します。
リヴィオとエレンディラ・ザ・クリムゾンネイルの戦いは、開始からパワーバランスが二転三転、さらにリヴィオ側に意外な「助っ人」が登場したことによりさらに四転五転!
実はこの戦い、他のバトル漫画でも時折みかける
「Aが不利→Aは実は本気じゃなかった→Bも手加減していた→Aが本気を出す→Bも……→」
というよく言えば王道、悪く言えばおきまりの展開なのですが、内藤泰弘の手によって全く先の読めない、息つく間もない熱い展開に仕上げられています。
ヴァッシュ対レガート・ブルーサマーズの因縁の対決も佳境を迎えます。
人を操る糸を封印し、さらにヴァッシュがプラントの力を解放したため、戦況はレガートにとって戦いと呼べないほどに劣勢です。
しかし「あの」宿敵レガート・ブルーサマーズがそれだけで終わるわけがありません。
「圧倒的な力を持つ相手に、主人公が挑む」というのはよくありますが「圧倒的な力を持つ主人公に、相手が挑む」のは珍しい展開だと思います。
この戦いではヴァッシュが相手役になり、またレガートの内面も多く描かれるため、読者はレガートの方に感情移入しやすくなっています。
しかし、感情移入が出来る理由はそれだけではありません。
全身に致命傷を受けながらも、たった一つの思いのために立ち上がり続けるその姿は、読者が見つづけてきた本作の主人公と何一つ変わらないのですから。
地球艦隊とナイブズの戦闘にも動きがあり、長かった戦いも決着に向かいつつあります。
泣いても笑っても次巻、ついに最終巻です!